【PCR検査体制について思う

 新型コロナ感染のPCR検査体制の拡充は本当に必要だと思います。


 新型コロナ感染は症状が出ていない場合もあるのがとても厄介なのですが、軽症の方でも症状が急変することがあるし、発熱や呼吸困難などの違和感のある場合、肺の画像に異変がある場合などに急いで判断が必要な時に、どこまで対応できるのか、というのは切実な課題です。


 私事ですが、先日、母の体調不良の時に最初に診ていただいた病院で、CTの画像診断によって肺の背中側に白く溜まっているのを見て「おそらくコロナではなく誤嚥性肺炎だろう」と言われてはいたのですが、時節柄、PCR検査を経なければ確証がないということで、佐賀県医療センターに搬送される時から新型コロナ感染を前提とした防護体制のもとで対応されました。


 その時、最初に診ていただいた医療機関からも、県医療センターからも、保健所に対してPCR検査を急いで貰うよう要請していただいたようですが、保健所としては「今日は実施しない。明日になる」という返事だったとのこと。


 母の容態から見て、翌日の検査だったら判定が下るのが夕方近くになるので、それまで持つかどうかわからない、持たなければ陰性であっても最後まで会えないままになるかも…と言われました。


 結果として、母は頑張って一晩を持ち越し、検査結果も翌日の昼過ぎに陰性とわかったので、幸いにも午後から母の病室に入ることができたわけです。
 これが陽性であったら、岡江久美子さんや志村けんさんのように、最後まで家族も会えない、ということになったかも知れないので、陽性判定となられた方やご家族の方の思いはどんなだろう…思わずにいられません。


 とはいえ、一方で、新型コロナによらない肺炎では毎年10万人前後の方が亡くなられているという現実があります。しかも、私の母のように、高齢者の肺炎は容態が急変してあっという間に逝ってしまうという事も珍しくありません。それだけに、医療機関も「検査を急いで」と保健所に要請してくださっていたようです。


 後になって、佐賀県が公表している県内のPCR検査の一覧表を見ていると、母が最初に入院した19日には21件、翌日は1件となっていて、20日の検査は私の母だけだったということのようです。それにしても、多い時で40件、60件を越す検体が持ち込まれているのに対して、日曜日の21件にあと1件加えるのは困難だったのだろうか…という思いも拭えません。
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 新型コロナではないだろうと思っても、それを疑って対応しないと医療機関も安心できないことになります。
 となると、保健所以外にPCR検査ができる拠点を増やす必要があるのではないでしょうか。


 東京都や他県では、医師会が連携して検査拠点を設けている事例もあるようです。検査技術を持った人材が不足している、と言われますが、佐賀県内ではどれだけの方がおられるのか、それこそ検査技師のOB OGさんたちの力も借りるなどの手立てをとって、現場の疲弊を軽くすることと併せて、地域拠点チームとして対応できるような支援がなされれば、と思います。

#新型コロナ感染拡大防止
#いのちを守る
#医療最前線を守る

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