【昨年の受講生が今年は県防災士会の支援スタッフの一員に!@佐賀県地域防災リーダー養成講座】

地域の河川清掃を終えて、急いで県庁へ。


昨年、私も受講生の立場だった佐賀県地域防災リーダー養成講座の「まち歩き」プログラムの支援スタッフとして佐賀県防災士会から6名参加したうちの一人になりました。
先のボランティアセンターの時には間に合っていなかった「県防災士会」のスタッフカードも頂き、気を引き締めての参加です。
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防災士会の西会長、益田副会長、小林事務局長のベテラントリオ以外の3名は、それぞれ昨年の受講生だったメンバーで、「去年の緊張感が蘇るね」といいながら、前半の小林紀事務局長による県防災士会の活動の報告、佐賀県総合防災アドバイザーの瀧本浩一先生の講話を聴きました。


瀧本先生の話はいつも過激なくらい率直で、笑いが止まらない中でいろいろと気づきをいただきます。
とくに、防災・災害対策において「自助・共助・公助」とよく言われていることが、実は災害時には全く役に立たないこと、また避難訓練ばかりしていても、その先どうするかが考えれられていないことや、何より災害が起きた時にいかに被害を最小に食い止めるか、または逃れるかということを念頭においての「平常時の意識づけ」こそが大事なのだということ、そしてそのためには自助できるための動機付けとしての公助→共助が大事なのだということ、まさにそれが地区防災組織の意義なのだということを、昨年も聴きましたが、あらためて学び直しました。


こういう話は何度聴いてもいいものです。そして、瀧本先生は「佐賀県防災士会はとても積極的に地域に入って活動していて素晴らしい」と評価してくださっていました。
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後半は、座学からグループワークに入り、リーダー、サブリーダーを決め、みんなで地図上に貼った透明シートの上に河川や安全と思われる場所、病院や薬局など助けとなる資源があるかどうか、などをマジックで書き込んでいきます。
担当エリアを実際に歩いてまわって、危険箇所などをさらに検証していくというのが「まち歩き」です。
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受講生は県内各地から参加されているので、私たち防災士会のスタッフは市内の地理に詳しくない市外の参加者のグループにガイドとして入りました。


昨年は循誘小学校の周辺のエリアをまち歩きし、いろいろチェックしたことが日常的にも意識づけになって、危険家屋が更地になるなどその後のまちの変化も気になるようになっています。


今回は鳥栖市、多久市、伊万里市などからの参加者のFグループに入り、裁判所から佐嘉神社、松原の交番あたりの文字通りホームグラウンドが担当エリアだったので、いろいろ解説もしながら歩きました。
途中でバルーンミュージアムに入り、8月の豪雨水害の時の被災状況を話していただき、未だに1階の入場改札機やバルーンシアター、エレベーターが動かずに困っていることなどもお聞きしました。


見た目には「病院がある」「大きい通りがあるから」と思っていた方にとっては「60センチ近く冠水した」などの話に「別の避難を考えないといけないね」などの声も出ていました。


また、神社の石の塀が崩れてきたら通路を塞いでしまうこと、新しいマンションと古い家屋が混在していて地震の時には危なそう…などの声も。
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昨年はまち歩きの中で「春駒」でちゃんぽんを食べて、などの余裕がありましたが、今回はほぼコンビニで昼食を調達して…という班がほとんどで、県庁に戻って食事をしながらまち歩きのふり返りをしました。


午後は、再び瀧本先生の講義で、まち歩きを踏まえながら被害想定とハザードマップの意義、災害時の図上訓練が行われました。
佐賀市は地震の被害想定で震度6強から7の想定がなされていますから、そういう地震が起きた時には、まち歩きをしたエリアで何をすべきなのか、ということをグループワークで話し合うわけですが、「そもそも動けるのか」「簡単に集合できるのか」「高い建物だからといって安全なのか」「水害と地震は違うよね」「あの病院ももしかして壊れるかも」など、いろいろ想定して絶句してしまう場面もありました。


瀧本先生が強調されたのは、①耐震診断と耐震補強工事に200万円かかるとして高いと思うか→交通事故が万一起こった時のために、と自動車保険にかかるが、基本的に掛け捨ての自動車保険に30年、40年投じている保険料と、確実に震度7の被害想定が出ている地域で「昭和56年の新耐震基準」以前の家屋に住んでいて耐震対策を取らないのはどうなのか ②家屋全体は無理でも、せめて寝室の耐震シェルター化や天蓋付きベッドなど、数10万円でできる対策を取ることで、確実に倒壊家屋を減らし、助かる命を助けることができる ③家具の転倒防止や観音開きの戸棚の安全具、ガラスの飛散防止などは数千円でできること。→これをやるかどうか、やる気にさせるかどうかが地域防災リーダーの役割でもある、ということです。


これはもちろん、自分にも降りかかってくることです。反省することもたくさんあるな…と思いながらメモを取ったのですが、念のために昨年のメモを見たら、同じことを書いていました(笑)


つまり、やはり何度でも繰り返し学ぶことが重要だということです。
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講義の最後には、先日の8月豪雨のふり返りとともに、今近づいている台風19号への警戒の話がありました。今度の台風は中心気圧が915hPaと猛烈なものとなり最大風速71メートルとの予測がある上、秋雨前線の影響による豪雨も重なるので、この数日にできることを考えておくように、という「極めて重い宿題」を課されてしまいました。
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昨年、私たちが受けた養成講座は土曜ごとに3回かけて、応急・救命手当の実践なども含めて深い中身があり、一緒に学んだグループの方達とは「受験同期」という親近感も持っています。
今年はカリキュラムの全体講座数は同じですが、10月6日と20日の2回だけで詰め込まれているので、救命訓練などの実地講習はなく、結構窮屈そうな感じがします。
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とはいえ、受講生の中にはいつも災害支援ボランティア活動で頑張っている友人や地域の自治会長の姿もあり、この間の豪雨災害を踏まえて参加が増えているのを感じました。
また、昨年は県議や他市の議員も受講されていましたが、今年は佐賀市の中村議員が受講されており、次回の防災士資格試験を受けられたら佐賀市議会では現在4人目の防災士となる見込みです。消防団員でなくとも、こうした資格を持つ議員が増えるのも大事なことと思います。


県防災士会としても、これまではどちらかというと役員中心に活動をされていたそうですが、先の災害ボランティアセンター立ち上げをきっかけとし、防災士会員に広く活動参加を呼びかけたい、とのこと。 今回の受講生のみなさんの今後のご健闘とご活躍を期待しつつ、新米防災士としても引き続き頑張ろう、と決意を固めあいました。


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