秀島市長、それでもなお、再稼働容認とは・・・・

 佐賀市の秀島市長は、福島原発事故後に、原発再稼働への認識を繰り返し訊いても、「原発はないに越したことはないが、安定的に電気を供給できるためには、いきなりゼロというわけにはいかないだろう。安全を前提として、再稼働はやむを得ない」という立場を表明してきました。

 大飯原発の再稼働差し止めを命じた福井地裁の判決を受けて、この認識に変化があったのかどうか、注目していたところに、今日この問題に触れた議員の一般質問がありました。

 その議員の質問は、地域防災計画において、原子力防災計画は実際には役に立たない机上の空論ではないか、という立場から、まともな対策もない中で、再稼働はすべきではないのでは、という論建てでした。
 ただ、その中で、この間の大飯原発に関わる福井地裁の判決にもふれた問いかけだったのです。

 ところがところが、秀島市長の答弁は、相変わらず「原発はないに越したことはないが」という枕詞(もう枕詞としか思えないのです)をつけながらも、「いきなりゼロは難しいと思う」という結論です。
 しかも、今回の理由付けは、「火力発電などによるCO2の問題は深刻だ」という政府のエネルギー計画の立場をそっくり踏襲したものです。

 他人の質問なので、いきり立ってもしかたないのですが、質問者があっさりと受け流したように思えて歯がゆかったのです。
 
 「CO2の問題が深刻」ですって?それなら、福島から流出している高濃度の放射性汚染水や放射能のプルームはどうなのですか?世界中の海を汚染しているこの問題はどうなのですか?

 「いきなりゼロは無理だろう」ですって?すでに54基の原発はすべて止まっているのですよ。節電といっても、ライトアップしたりエアコンつけたりしているではありませんか。日々暮らしているではありませんか。

 この厳正なる現実にたって、大飯原発再稼働差し止めを命じた福井地裁の判決は、「電力コストがどうこうという天秤にかける問題ではない」として原発の本質的な危険性も指摘しているのです。そして、その危険性を抑えるための対策については極めて楽観的で無責任な立場のまま再稼働に走ろうとしている国と電力会社を厳しく批判しています。

 議会が始まる前に総務部長が真剣に判決文を読んでおられる姿は目にしましたが、秀島市長自身は、福島地裁の判決文を真剣にお読みになったのだろうか・・・・と疑わしく思えてなりません。私は今回、この問題を質問しませんでしたが、本当は、福島地裁判決そのものを市長がどう受けて止めておられるのか、聞いてみたかったのです。

 ほかのいろんな点では、一致する点もたくさあんありますが、なぜか、この問題での認識が変わらないというのが、残念でなりません。福島の原発被害にあわれた方たちの気持ちを本当に組んでいるなら、ふつうは「やっぱり原発はいかん。ほかの方法を考えるべきだ」となりそうなものですが。

 そういう憤りというか、がっかり感の増す議場でのやり取りでした。

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