心温まる林檎の木保育園の卒園式

 佐賀市の認可外保育園の一つである林檎の木保育園画像の卒園式に参加してきました。
 この場合は、いつも来賓ではなく、卒園時入場の時の歌を保育園の先生方と一緒に歌うお手伝いとして参加しているのです。

 式場は保育園の保育室の仕切りを取り払って、大きな部屋となったところに、いつものように菜の花を生けた缶をならべて花道が作られ、正面には卒園児の保護者のみなさんがそれぞれに作ったアルバムのパネルが飾られていて、始まる前に一人ひとりのパネルを見せていただきました。

 今年は13人の卒園生ということで、入場にあたって「あなたが夜明けを告げる子どもたち」を歌いながらお迎えしました。

 どこの保育園・幼画像稚園でもそうなっているのかどうか知りませんが、林檎の木保育園では、入場したらすぐに卒園証書授与になります。ひとりひとり名前を呼ばれたら園長先生の前に進み出ます。ここで園長の仁井満子先生はいつも、子どもの目線に卒園証書をもっていき「一緒に読もうね」と声をかけてから「卒園証書 ○○ちゃん あなたは・・・」
と読み上げ、「おめでとう!」と証書を手渡されます。この姿勢が素晴らしいなあ、と思います。

 卒園証書を受け取ったら、今度は保護者席に向かってお父さん、お母さんへの感謝の言葉と将来の夢を一言語るのです。それは「いつも美味しいご飯を作ってくれてありがとう」「僕を生んでくれてありがとう」「いつも保育園につれてきてくれてありがとう」などいろいろなのですが、思わず泣き出してしまう子もいました。
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 続いて、子どもからのメッセージを受け取った保護者の方画像から、わが子と保育園へのメッセージが語られます。お父さん、お母さんからの言葉に毎年感動をいただいています。今年は「あなたが生まれる前にお産を諦めなくてはならないかもしれない状態になり、3ヶ月間絶対安静の末にやっとうまれてきてくれました。あなたを保育園に預けるときに、
とにかく自由にのびのび、元気一杯遊べるところにしたい、と探し回ってみつけたのが林檎の木保育園でした」とか「探してみつけた林檎の木保育園で、子どもたちがキラキラした笑顔で駆け回っているのを見て、ここだ!と思いました。あなたも自分で『林檎の木に行く』と選んでくれました」とか「林檎の木ではわが子だけでなく、他のお友だちの成長もわがことのように喜べたのが嬉しく、親としても成長させて頂きました」とか「卒園のおめでたい日だとはわかっているけれど、お父ちゃんは『このまま時よ止まれ』と言いたい。卒園したくない」とか「子ども3人を預けて、この子で最後だと思うと淋しいので、この際、もう1人がんばって生みたくなりました」と沸かせるお母さんもおられるなど、保育園への思いに満ちた言葉が多かったのがとても印象的でした。

 この一部始終を外から窓に張り付いてみている小さい在園児の憧れに満ちた姿もまたほほえましいものがありました。
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 保護者からのメッセージが終わると、卒園児は卒園証書を高く掲げ、花道の周りを一周し、みなさんからの温かい拍手をうけて得意気になっていくのです。これもまた素敵です。
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 卒園児と保護者のみなさんが全員喋って38人。そろそろくたびれてきたよ、というところで「園長先生のおはなし」です。すると仁井園長先生は「さあ、ちょっとくたびれてきたから、『魔法の杖』で椅子から立ち上がってみようか」と声をかけ「魔法の杖が・・・」と歌いだしました。それまでモジモジし始めていた子どもたちがしっかり集中して、一緒に歌いながら椅子の上に立ったり、「小さくなあれ」で床にかがんだり・・・。仁井先生の集中のさせ方はお見事です。
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 保育園からの保護者へのお祝いとお礼を込めた仁井先生のお話が終わると、記念品と花束が在園児から卒園児へ手渡されます。
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 最後に、卒園児の歌、そしてみんなで輪になって歌う「風と光と子どもたち」の歌、閉式の後に在園児と職員(私もふくめ)が作ったトンネルの中を卒園児と保護者のみなさんが「一年生になったら」の歌にあわせて通過し、送り出していくのです。

 卒園児を真ん中に、保護者を称え、保育園にも感謝の思いがあふれる、本当に手作りのあたたかい卒園式でした。

  新しい出会いに向かって、大きく一歩をふみ出した林檎っ子たちに、希望の光が降りそそぎますように!
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