野田首相がTPP交渉参加を表明

 野田首相がついに、TPPの交渉参加を表明しました。「TPPに参加するのでなく、各国との協議に参加するということだから、まだ決まったわけではない」という方もあるかもしれません。

 しかし、国民にも国会にもまともに説明せず、「TPP参加の意思」を明示しないまま、APECではオバマ首相などに表明するというのは、国民主権の国とは思えないお粗末さを露呈していると思います。

 今日は、TPP問題で話をする場面がけっこうありましたが、「いまひとつよくわからない」「農業は大変かもしれないが、商工業は成長のチャンスではないのか」などの声もあり、本当のことが知らされていないことを痛感します。TPPは原則として関税撤廃ですし、非関税障壁の撤廃ももくろまれていますから、いま地域で「地産地消」「地場企業の育成のために優先発注を」などというのは当たり前の方向ですが、これが通用しなくなってしまうかもしれません。

 自国に不利な「地場企業の優先」「厳しい食品安全基準」などのルールは変えよ、とアメリカに迫られたら、はたして「いや」と言えるのでしょうか?また、むしろ条件をつけながら対応するならTPPではなくなるのではないでしょうか?

 とはいえ、たしかに野田首相の「参加にむけた交渉協議に入る」という言葉ですべてが決まったわけではありませんから、これからが正念場だということで、ひきつづき本質を学び語る場を、いろんな規模でつくらなくては、と思います。

 なお、最近よくメディアに登場し、TPPの問題点を鋭く解明しておられる中野剛志さんが今年1月に行ったインタビュー記事をご紹介します。いま読んでも古くない、むしろよく言い当てている話だと思えます。

 また、震災から8ヶ月目ということもありますので農林中金総合研究所の石田信隆氏による「震災復興とTPP」もぜひご覧下さい。

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