第15回 京都ゆかりの会

 夕方は2つの会合をはしごすることになりました。画像

 ひとつは、京都ゆかりの会。これは、京都にまつわる何かをもっている方が集まった、いわゆる異業種交流会の1つといえます。30年前からあったそうですが、一時中断し、8年前に再開されているとのこと。元文化会館館長の貞森比呂志さんが会長を、旅館あけぼの女将の音成洋子さんが事務局をつとめておられます。

 学生時代や転勤の任地が京都だった方、京都のお寺で修行をした方、京都にお住まいで、佐賀に仕事でいらしている方、などなど、50名近い方が名を連ねておられます。「京都にまつわる何か」というのは、貞森会長に言わせれば、「京都駅で降り立ってトイレに行ったことがある、なんてのもいいんだよ」とのこと。そうなると、「京都に修学旅行に行ったことがある」などの理由を立てれば、とてもあけぼの旅館におさまりきれないような気もしますが、まあ、それはおいとくとして、私も、大学の先輩のお誘いで、4年ほど前から年2回の集まりに京都出身の母ともども参加させていただいています。

 毎回、あけぼの旅館のおいしいお料理を堪能しつつ、京都にまつわる話やその時々のそれぞれの思いやアピールしたいことを発言されるのを聞くのが楽しみです。

 今回は15回目ですが、参加者が13名と、ちょっと少なめでしたが、初めての参加者の方や、数年ぶりのご参加だということで、私は初めてお目にかかる方もあり、限られた時間ではありましたが、楽しいひと時を過ごすことができました。

 東日本大震災のあととあって、「心からのお見舞いと一日も早い復興をお祈りする」というご挨拶から始まって、貞森会長の開会のご挨拶は、ご自身のNHK高知放送局時代に体験されたチリ地震の大津波の話がありました。貞森さんの初めての取材と放送がそのときの高知県須崎海岸での津波だったそうです。大津波が押し寄せてくる時、言いようのない恐ろしさとともに、「自然にはとてもかなわない」というなんとも知れない感動すら覚えたそうです。自らカメラを抱え、腰まで水に浸かっての取材のフィルムは大阪放送局に送られて、それが初めてのご自身の取材記事だったとのことでした。
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 また、今回数年ぶりの参加だという九大法学部の八谷まち子先生は、EUに関する情報発信を専門とする部署の代表を務めておられるそうですが、この間、震災後に海外を訪れていると、どこでも日本の震災に対して、「あなたがたの苦しみは私たちの苦しみです」という親密感にあふれる報道がなされ、タイでも「日本のための募金箱」がおかれていたりして、感動したとのこと。また、あの壮絶な状況の中で、整然と耐えている日本人への尊敬と驚きの念がどこでも言われるそうです。
 同時に、福島第1原発のことについては、どうやって事態を収拾するのか、世界が注視しているということも話されました。

 さらに、佐賀大学の北川慶子先生は、津波と防災の問題が佐賀であまり重視されてこなかったけれど、今度の震災を経て、防災問題に対する見方がかわってきた、とおっしゃっていました。

 社会保険労務士をなさっている松枝 稔さんは、今憤りを覚えることとして、雇用に関する事業主への助成金が減ってしまったことを紹介されました。政府の「事業仕分け」の中で、80万円だったのが20万円に減ってしまったこと、蓮舫大臣が「助成金はなぜ事業主に配るのか、求職者にこそ出すべき」と言っていたが、雇用主は、助成金があるから雇えるし、3年ほど雇っていれば愛着がわいて、雇用の持続にもつながるということがわかっていない、と憤っておられました。これから、被災地の方たちの雇用の問題をどうするか、ということで、西日本で受け入れることも必要となる中で、そういう点を考えてほしい、と訴えておられました。

 こんな真面目な発言のあとに、貞森会長は「山下さん、助成金の問題は頑張らなきゃいかんよ、女性議員だからね」とオチ。私も同じことを考えてしまったのですが・・・・。

 そのほか、興味深い発言が続いたのですが、私は、あとの会議の関係で後ろ髪を惹かれる思いで会場を後にしました。

 

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