ほうかごだいすき!~佐賀県学童保育支援センター2周年記念

 きょうは佐賀県学童保育支援センターの2周年記念事業「ほうかごだいすき」に参加しました。佐賀県内には209ヶ所の学童保育がありますが、設置主体や運営の状況もまちまちななかで、学童クラブの活動を支える力になっているのがこの支援センターです。

 これは、2009年5月に県が、国のふるさと雇用再生特別基金を活用して全国に先駆けて支援センターを設置し、NPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会が運営を受託しているものです。県内4ヶ所に支援センターをもうけ、あわせて22人の支援員がいて、各ブロックの学童保育を訪問し、指導員の研修や遊びの提案をしたり、と、相談とコーディネート活動に取り組まれています。

 その2周年記念の事業で、前半は厚生労働省児童家庭局育成環境課 児童健全育成専門官の柳澤邦夫さんの講演につづいて、柳澤さんもまじえたパネルディスカッションが行われました。

 柳澤さんの話の中では、子どものおかれている状況、大人社会の「働き方」の問題、子どもの育ちの問題、児童虐待の問題、いま検討中のこども子育て新システムと学童保育の関係、などについて語られ、30分という限られた時間ではありましたが、全体像がわかる内容でした。

 パネル討論会では、佐賀県に続いて支援センターを設置した沖縄と奈良の学童保育連絡協議会から会長の知花聡さん、増田晴美さん、佐賀の支援センターの統括コーディネーターの石橋裕子さん、柳澤さんがパネラーとなり、支援センターの役割とその活動から見えてくるものを解き明かすものとなりました。

 3県の支援センターの背景となる学童保育の状況はそれぞれに違っていて、それぞれなりに、支援センターの必要性は明白です。たとえば、佐賀でも、支援センターができて、最初にやったことは、県内のすべての学童保育を訪問して実情をつかんでいきましたが、それが大きな力になっているようです。
 沖縄では、ほとんどが民営の学童保育なので、行政も実態をつかんでおらず、また、民営なので利用料の減免などができないのも問題だそうです。センターをつくって学童保育だよりを発行し、県内の関係団体や議会にも配布するようになって、学童保育への関心が高まってきているそうです。

                佐 賀 県       奈 良 県       沖 縄 県

学童保育数           209ヶ所        234ヶ所       301ヶ所

設置者            公設公営 59%   公設公営 64%    公立   7%
                公設民営 36%   公設民営 35%    民立  93%
                民設民営  5%   民設民営  1%
                 
利用人数           約7300人         約1万人       約1万人

指導員数             725人         889人           ?

受け入れ学年        3年生まで(例外あり)  6年生まで      幼稚園~6年生まで

保護者会設立        約20%         約80%         約25%

学童保育支援センター   5センター        1センター        3センター

職員数            正職員17名      正職員 4名       正職員17名
                パート  5名

 学童保育の支援センターが全国ではまだ3県にしかできていないうえ、その先駆けとなったのが佐賀県だというのは、あらためて驚きでしたが、関係者のみなさんのご努力に、あらためて頭が下がる思いでした。佐賀に続いて沖縄、奈良で設置されるにあたっても、短期間で立ち上げまでこぎつけられた経緯がそれぞれ紹介されましたが、その情熱と行動力にも脱帽でした。

 とくに、沖縄も奈良も、学童保育連絡協議会の会長が保護者の方で、仕事も持ちながら、学童の保護者会の活動もし、全体の連絡協議会の役員も努めておられる、そのうえ、支援センターの立ち上げに奔走される、というそのエネルギーに圧倒されました。でも、佐賀でも保護者のみなさんの秘めたるエネルギーがあるに違いない、と確信することもできました。
 佐賀県では、指導員さんたちの自覚に基づく運動が主体になっていますが、ここに保護者の力も加われば、学校と地域も巻き込んでいくもっと大きな核となれると思います。
 「学童保育にもっと関心を持って!」という熱い願いに満ちたパネルディスカッションとなりました。

 そのあと、学童保育連絡会でとりくんでいる子どもの文集「せんせー、あのね」の第8集に入選した子ども達の表彰式があり、途中まで拝見しました。

 ロビーでは、県内各地の学童保育の活動紹介と、子どもと指導員の遊びコーナーが設けられ、笑顔にあふれた活気ある空間ができあがっていました。ほんとうに、みんな笑顔で、いい声であいさつされるので、心から気持ちのよくなる感じでおおいに元気をもらってきました。
 

 

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