山下明子の幸せの黄色いニュース

アクセスカウンタ

zoom RSS 第24回 佐賀市平和展〜戦後70年を振り返って 語りつごう、平和の尊さ

<<   作成日時 : 2015/08/06 22:17   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 8月6日〜9日に佐賀市立図書館で開かれる第24画像回佐賀市平和展のオープニングセレモニーに行ってきました。

 オープニングセレモニーでは、市長のあいさつと佐賀女子高校ハンドベルリンガーズによるイングリッシュ・ハンドベルの演奏がありました。

 秀島敏行市長は、主催者あいさつの中で「最近のニュースで、広島や長崎の人でさえ原爆投下がいつだったかを知らない人が4割にのぼるというのを聞いて驚いている。今年は戦後70年、いよいよ伝えることの大事さが高まっている」として、終戦を迎えた当時3歳だった秀島市長が、8月5日の深夜、防空壕にいてあまりの暑さに「おしっこ」と言って外に出たら東の空が花火のように明るかったこと、母親に「早くしなさい」とせかされたことが記憶に残っており、それが佐賀空襲のときであったし、広島に原爆が落とされる前夜だったことなどを語られました。
 また、遺族会でまとめられた戦争体験集から神野の吉岡さんという方の、20代で命を散らした兄たちへの思いを綴った手記を朗読。さらに市長は「最近は平和を求めてデモに参加する人たちを揶揄するような、バッジを付けた若い代議士さんや、自分たちの気に入らないことを書いたら『そんな新聞はつぶしてしまえ』というような若い代議士さんもいるようだが、やはり本当のことを自由にものの言えることが大事だと思う。そういう世の中でなくてはならないと思う」と述べ、「佐賀市平和展はこれからもしっかり続けていく」との決意が語られました。

  こういう崇高な市長の決意を、多くの方にも聞いていただきたかったと思うのですが、残念ながら議会からの出席は私だけでした。せめて期間中には足を運んでいただけるといいのですが。
画像


 佐賀女子高校のハンドベルは昨年に続いての演奏でしたが、「平和の鐘」という位置づけでの演奏です。やさしく、心の洗われるような音色ですっかり癒されました。
画像


 佐賀市平和展は、画像もともと市民団体主催で「平和のための戦争展」として12月8日の太平洋戦争開戦の日あたりに数日間、市役所の市民ロビーを借りて取り組んできたのですが、その中で市民の方から出征の時の寄せ書き日の丸や軍服、衣料切符といった生活品の提供などもあり、それらを保管展示するのも大変になってきたときに、市としてこうした資料を生かしての平和展を取り組んでほしい、と申し入れを重ねた結果、平成4年から「語りつごう、平和の尊さ」というスローガンのもと、8月の広島・長崎原爆投下の日あたりで土日をはさむ日程で4〜5日間の開催で続けてこられたものです。

 当初、50万円だった予算も150万円になりました。会場は市役所ロビーや文化会館、佐賀玉屋、エスプラッツと試行錯誤を経た結果、市立図書館に落ち着いています。

 資料も、広島、長崎の原爆資料館や立命館大学平和ミュージアムから借りたり、平和コンサートや語り部の話を聞く、戦時中の新聞記事の展示、などなど、毎年いろいろ工夫を重ねておられます。

 そういう意味では、市民活動発の平和展ということですから、多くの市民のみなさんにご覧いただきたいものです。

 今年は「戦後70年を振り返って」という言葉が加えられましたが、画像地元紙の佐賀新聞が昨年10月から連載されている「刻む 佐賀・戦時下の記憶」という聞き語りシリーズをパネル展示することで、「伝える」ということに力を入れられています。38人の方の記事は、ひとつひとつがドラマであり、しかも当時30歳以下の方たちですから、いわゆる「偉い人たち」ではない、学徒や女学生、子どもといった一般庶民の目線から戦争をどう捉えたかが見えてくる、貴重な展示だと思います。

 ちなみに、この「刻む」に登場した方の中から数名の方に、最終日・9日の午後1時半〜3時にリレートークをしていただくという企画があるのですが、なんとその一人に、私の母も含まれているのだそうです。9日は長崎の原水爆禁止世界大会に行こうと思っていたのですが、このリレートークがあるとなると、母の送迎などが必要になりますし、佐賀に残ることになりそうです・・・。
画像

画像


 新聞のパネル展示はたっぷりとありますが、一方で中央ギャラリーの展示物がちょっと物足りない感じです。広島原爆資料館からのパネル展示ということですが数が少なくて、展示スペースを持て余し気味で寂しい気がしました。もっと市民に呼びかければ、生活資料なども集まったのではないかと思います。

 このほか、戦時中のくらしの体験の一つとして「灯火管制下の暮らしの体験」「一升瓶での米搗き体験」「芋がゆ体験」などもあります。灯火管制下の疑似体験は、ほの暗い電灯の下で新聞が読めるかどうか、などを見ていると、空襲警報が鳴り響いて、その暗い灯りさえ消されてしまう・・・という体験になります。

 終戦の日の夜、電灯の傘の覆いを外したら、まぶしかった、という母の記憶の話がよくわかる気がします。
画像

画像

画像

 毎年のユニセフにより地雷のレプリカの展示とパネル写真店のコーナーもありますが、今年は「戦争に駆り出される子どもの兵隊」がテーマで、中東・アフリカなどの地域で少年たちが学校にも行けずに銃に身をやく姿は痛ましいものがあります。
画像

 戦争と平和をテーマにした絵本の紹介コーナーもあります。ここで目に付いたのは「絵で読む広島の原爆」(福音館書店)という本でした。被爆50年の頃に書かれた本ですが、広島の街の惨状とともに原子爆弾と放射能問題についての詳しい解説や世界の動きなどがわかりやすくまとめられており、今でも価値ある絵本だと思いました。
画像

画像

 ロビーには折り鶴を折ったり、平和のメッセージを書くコーナーもあります。ここでのメッセージや折鶴は、今年は広島原爆資料館に贈られるそうです。たくさんの言葉と鶴を贈れるといいですね。
画像

画像

画像

画像

画像

画像

画像

画像

画像


  さて、この平和メッセージコーナーの横に、先日、佐賀北高美術部の生徒さんとフィリピンのA・G・サニョさんと共同で作った「平和曼荼羅」が飾られていました。はじめは曼荼羅と解説文だけだったので、せっかくだから制作過程のわかる写真も紹介していただければ、と市の担当の方にお願いしたら、あとでその写真も曼荼羅の下に載せてもらうことができました。
 佐賀の高校生も頑張ってるということが伝わるといいと思います。
画像

画像

画像

 この平和展、佐賀近辺のみなさまにもぜひ、お運びいただけますように・・・。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
第24回 佐賀市平和展〜戦後70年を振り返って 語りつごう、平和の尊さ 山下明子の幸せの黄色いニュース/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる