【8月の原発ゼロカフェ@佐賀市】

 毎月第4土曜日に開かれ60数回目となる原発ゼロカフェ。
AB49312C-6955-4FEF-88DD-4AF77595D371.jpeg

 今月のゲストスピーカーは、福島県いわき市に生まれ育ち、中学2年の時に福島第一原発事故を機に家族で福岡県久留米市に一時避難したのち、佐賀県鳥栖市に移住して今に至る23歳の青年・金本暁さん。
0103A0C6-B7AF-4719-8598-5B96BE55D812.jpeg

 金本さんは編入した久留米の中学から鳥栖高校を経て西南大学大学院で反原発をテーマに社会学的な研究に携わっておられます。

 転機は大学3年の時にデンマークに留学し、原発のないデンマークで暮らしたことだそうです。デンマークはスリーマイル島の原発事故を教訓に、1985年に「デンマークでは原発は作らない」ということを政府の方針とし、何のエネルギーでやっていくかを国民的に議論して、地盤が堅く平坦で風がよく吹くという地理的条件を活かして風力発電を中心にエネルギーミックスでこれまでやって生きているとのこと。

 チェルノブイリ原発事故の前年にデンマークでは原発を作らない、と決めたのは先見の明があったと言えます。現在、43%を風力発電で賄っているとのこと。

 これをきっかけに、日本に帰ってきてから、日本やデンマーク、ドイツなど各国の反原発運動の違いなどを研究することにしたそうです。

 金本さんは、「単に原発が危険だ、というだけでなく、原発と結び付けられてきたロジック(原発はクリーン、原発は経済的、原発は地球温暖化の防止に役立つ)を一つ一つ切り離していくことの大事さ、また、原発を前提とした生活ではなく、適正な発展のあり方を人類の倫理観に立って再構築していくことの大事さを強調されました。
0DAAF4EA-026A-47EE-835F-E8519968D414.jpeg
 そうやって、「原発なしで、どうやって生きていきたいのか」を一般の人も一緒になって考えていけるような提起をしていきたい、というお話がとても心に残りました。多分、これは金本さんが実際に原発のないデンマークで暮らしてきたからこその説得力なのかな、とも思います。

 若い世代の新しい研究者が生まれることへの期待も含めて、今月のゼロカフェはちょっと哲学的で根源的なものに触れることができた感じです。
5AED2288-2502-4A51-B812-9296EB56470B.jpeg

"【8月の原発ゼロカフェ@佐賀市】" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。