【水害対策は待ったなし、の佐賀市議会の議論】

 今日は一般質問で排水対策基本計画の見直しと金立川の防災対策についてのやりとりがなされた(西岡真一議員)のですが、令和元年の佐賀豪雨で土石流により3戸が倒壊するという被害を受けて、その上流部に佐賀県が砂防ダムを建設することになったのですが、土石流の起きた金立川の上流部は一級河川として県が対応しているのに対し、その下流は市の所管の農業用施設として取り扱われており、今年の6月議会で「金立川の抜本的な対策を」と求めた議員に対して「県の砂防ダムの効果を見てから」という答弁がなされていたのに続く提起でした。

 6月議会でのやり取りの後、今年8月の大雨により、県の事業箇所の下部で石積みの崩落などで護岸が被害を受けるという状況になっていたため、あらためて「河川として格上げして抜本的な防災対策を」と求める質問に対し、今度は「砂防ダムに加え、高低差の激しい急流を緩和するために県が流路工を計画しているので、その効果を見たい」との答弁でした。

 質問した議員としては、「農業用施設としては『壊れたら復旧』という対応で、毎年、壊れた部分の復旧を繰り返すだけで、抜本的な対策になっていない。毎年被害が出るので、近くの農家はもう営農の気力がなくなっている。被害が出る前に防災対策を施してほしい。そのためには同じ金立川なのだから、下流も河川に格上げしてほしい」という主張で、聞いていてもっともだと思いました。

 実際、私も現場には令和元年の佐賀豪雨の時にも様子を見に行き、その後災害ボランティアで被災家屋の支援にも入りましたし、今年8月も気になってそのエリアを視察しましたので、被害の酷さを感じています。(写真はその時のもの)

 排水対策基本計画も令和元年の佐賀豪雨を受けて見直しが行われ、今年6月に見直しが策定されたのですが、その後にまた8月の大雨となって、佐賀市の貯水対策の切り札としてあふれることのないと言われていた巨勢川調整池(2万2千トン)が溢れてしまい、近隣の友貞地区などが再び冠水した、という状況を踏まえて、「さらに見直しをすべきでは」という議員の質問に対し、「見直したばかりなので、必要な時期にまた」という答弁でした。

 「必要な時期とは、今ではないか」というのに対し、「被害状況を見てから」という答弁が繰り返されていました。

 もともと「10年に1度」の想定降雨量が毎年覆されているのですから、その都度、被害状況に応じた見直しがなされてしかるべきではないかと思います。

「被害が出たら見直す」という姿勢では、住民の不安には答えられないのではないか、と思いました。

 また、最後には白倉和子議員が大詫間の排水対策として、「島」の地形で筑後川と有明海の関係で排水が困難になっている地域の問題も提起されていました。

 今議会は、平野部の内水氾濫問題、上流部の土砂災害や土石流、下流部の有明海や筑後川への排水対策など、市内のあらゆるエリアにおいて水害対策が待ったなしであることが改めて示されたことになります。

 坂井市長は「国交省で培ったノウハウとネットワークを生かしてスピード感を持って取り組む」と所信表明などで述べていましたが、市民の切実な声と不安に応える対応が本当に求められると思います。
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#排水対策基本計画
#見直しは十分か
#被害が出てからでは遅い
#被害が出ないように防災対策を
#流域治水

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