【感染者の誹謗、差別は「感染拡大防止」の妨げにもつながると思う】

 新型コロナ感染拡大の動きが収まらない中で、感染者が公表されるとつい、感染経路を気にしてしまいます。

 たとえば「佐賀市で感染者を確認」と言われると、佐賀市全体が萎縮したような気になります。しかし、合併して7つの旧自治体がひとつになっているので、佐賀市といってもとても広いエリアです。直近で2名の感染者が初めて確認された唐津市も同じく合併して相当広いエリアになりました。

 合併しないままの自治体と違って、かなり広域になっている自治体では、せめて旧自治体エリアくらいの地域を公表してもらいたい、という声も寄せられます。それもわからないではありません。

 ただ、一方で、いったん新型コロナウィルスで要請になった、ということがわかった途端に、仕事を失いかねない、あるいはその職場に迷惑をかけてしまいかねない、などの意識が働いてしまい、公表をためらうという事もあるようです。
 

 最近の報道の中でも、ニュースキャスターや医療、介護、保育の現場でのスタッフが体調不良でも頑張ってしまったとか、発熱後にいったん解熱したから、ということで仕事を続けたというケースが聞かれます。

 そのことに対し「何でそんなことしたかな」「休めばいいのに」と側から言うのは簡単です。しかし、現場によっては「替えがきかない」ギリギリの状態だったりすることもあるわけです。

 また、「感染ルートが不明」ということの背景には、「飲食店で会食していた」「夜の街に出ていた」「表に出したくない相手と会っていた」などなど、かなりプライバシーに踏み込んだ話もあるかもしれず、それが表に出ると「なんと不行き届きな」といったいった反応が寄せられることもありがちです。

 また、最前線で頑張っている医療や保育の現場スタッフに対して差別的な言葉で叩くような反応も、まだあると言われています。

 いったん感染すると犯罪者あつかいのようになり、感染ルート探しが犯人探しになってしまうと、人は口をつぐんでしまいます。

 感染ルートを辿ることは感染拡大を抑え込む上で必要だと思いますが、それは医療機関ないし行政が把握していればいいことで、その内容をすべて公にする事で差別を生むのなら、逆に正確な感染ルート確定の足引っ張りになり兼ねません。

 そういう意味で、神戸大の岩田教授の「感染者たたき、感染者の謝罪は自分たちの首を絞める」という指摘は、しっかりと肝に命じておくべきだと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0682da9bc75ea545f5e96824d3f9372fe1f37ec1
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#新型コロナ感染拡大防止
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