【県立大和特別支援学校の分校設置、県教委が断念】

県立大和特別支援学校の小中学部の分校を川副中と南川副画像小に設置するという計画について、県教委は「地元住民や保護者の理解が得られていない」として断念しました。


この件については、佐賀市教委から7日にメールで通知があっていましたが、昨日、県が川副中と南川副小に報告をしたことをもって報道されました。


もともと、大和特別支援学校の教室不足に端を発していたことと、南部地域の生徒の通学のための保護者の送迎負担軽減という課題が理由だったので、安易に余裕教室を利用するという発想ではなく、南部地域にきちんと養育環境の整った分校を整備すべきではないか、というのが川副の保護者の方たちから出されていた意見です。


インクルーシブ教育の重要性も理解されていると思いますが、12月19日の川副中保護者への説明会の中では、現に大和特別支援学校の生徒保護者の方も「十分に安全確保がされるのか、本校と同じように教育が受けられるのか」という不安の思いを発しておられました。
また、大和の本校には小・中学部だけでなく高等部もあるわけで、南部地域の子どもたちのことを本当に考えるなら、そこまで視野に入れて考えるべきではないか、佐賀市立城西中跡地の活用も考えてはどうか、との意見も出されていました。
こうした率直な意見が、県教委や市教委の態度を動かしたのは間違いないと思います。あの説明会で県教委の担当者が「出されたご意見を持ち帰って検討させていただきます」と述べていたことが社交辞令ではなかったのは重要だと思います。


私は、一連の説明会の中で、もともとの大和特別支援学校の現場の教職員の方達も川副の方たちと一緒に考えたり意見交換をできるような場を県教委が設定すべきだったと思います。佐賀市議会の文教福祉委員と佐賀県高教組障害児部会との意見交換をしたことでよかったのは、障害児教育にどれだけの空間的・時間的な余裕を持って取り組まなくてはならないのかが伝わった事、そして、この大事なことを現場の先生方にはなんら説明なしに進めていたという県教委の問題も見えてきました。


川副のみなさんの反応を見て「自分たちが邪魔者扱いされている気がする」と傷ついた支援学校の保護者関係の方の声も寄せられましたが、そういうことではなく、よりよい教育環境を整えるためにどうすべきかを当事者を交えて話し合うことで、乗り越えられるものがあったのではないかと思います。


とはいえ、納得のないままゴリ押しするという最悪の結果は回避されました。これを機に、子どもたちと現場の先生方の声にしっかり耳を傾けて早期に改善をされますように、と県教委には望みます。


今回のように、「地元の理解を得られないから」と断念したことは英断だと思います。国も佐賀空港への自衛隊・オスプレイ配備や沖縄の辺野古埋め立てなどのような問題で、こういう姿勢を示してくれるといいのに、とつくづく思います。


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