【「ありのままの私を生きる」@土肥いつきさんの講演会】

今日は佐賀市男女共同参画ネットワーク結いの一員と画像して、LGBT関連の講演会に出席をとの案内を受けていたので、午後から文化会館に出かけました。


会場に近づくと、まさかの満車で渋滞。LGBT関連の講演会でこんなに満車になるとは…と思いながら別駐車場に車を止めて、ギリギリで入場すると、 佐賀県人権同和教育研究大会の講演会だったということがそこでわかりました。


どうりで、県内の教育関係者の方たちがたくさん参加されているわけで、大ホールも満席近くになるわけです。


人権同和教育研究大会に参加するのは初めてでしたが、最初に大会の基調報告がなされ、この間の人権同和問題に関する社会的な動きや法的な動きについてまとめたレポートが提案されました。
画像



その後、メインの講演会では京都府の高校教師でトランスジェンダー当事者の土肥いつきさんのお話を聞きました。


土肥さんは府立高校の数画像学教師で、地域的に在日コリアンや同和地区の子どもたちも通ってくる環境の中で、いろんな意味での「マイノリティ=少数者」が生きづらさを抱えずに、ありのままの姿で生きていられるように、という思いを持って生徒たちと接して来られたことが教育現場の当事者として語られました。
その中で、同和地区出身の女生徒とクラスメイトの心の成長の話、仲間の中で変わって行く姿が感動的に語られました。


同時に、土肥さん自身の事としては、小学生の頃から「女性の格好をしてみたい」「あんなすてきな女性のようになってみたい」という憧れや思いを持っていて、その事は自分の心の中の秘密としてしまっておいたそうです。


そのまま「こんな自分は『変態』だ」と思っていたところ、やがて高校教師となって、同じ職場の同僚から「自分はゲイだ」とカミングアウトされたのがきっかけで勧められた一冊の本を読むうちに、その中に「トランスジェンダー」のことが書かれていて、ようやく自分は変態ではなくトランスジェンダーなのだ、と気がついたそうです。


そして、自分のような人は1人でなく、他にもいることがわか画像り孤独ではなくなったと言います。


情報を知らないまま、仲間の存在を知らないままだと孤独のままだったに違いなく、同じような思いをしている人たちがきっといると思う、その事に思いを致して行くことが大事だ、といったことが語られました。


性のあり方は、「生まれた時に割り当てられた性」と「自分が認識する性」と「自分が好きになる性(好きにならないことも含めて)」の要素で組み合わせると64通りあるのだそうです。


男性と女性が互いに異性を愛するのが「当たり前」という固定観念を前提とせず、いろいろな性のあり方を受けとめて尊重する立場に立つことが、LGBTの課題を考える時に重要だということが強調されました。
これらの話を約1時間40分、立て板に水の関西弁でサクサクと語られたのが、まるで学生時代の友人の話を飲みながら聴くような気分で聞かせていただきました。


話の中から、土肥さんは同年代だと感じていましたが、あとで土肥さんに伺うと2歳年下で、1学年下(私が一浪なので)だとわかりました。しかも画像、土肥さんは同志社で私は立命。「立同戦で闘う相手でしたね」と言うと「そこは『同立戦』で」をお互いのこだわりがぶつかり合ったりもしました。


人権同和の「同和」は同じに和するということで差別をなくすという思いがあるのだと察しますが、それはいわゆる「部落問題」だけでなく、在日コリアンなどの民族や国籍問題、男女差別、LGBT問題、障がい者や高齢者差別、生活保護に対する偏見、被爆者への偏見、思想差別などさまざまな分野に広がっている課題だと思います。


それを部落問題だけに特化して、その関係団体だけに運営費補助をするようなやり方はもう卒業すべきだという立場から、市の同和関係予算・決算に反対しています。


さまざまな分野で人権侵害に立ち向かっている団体があり、取り組みがあるのだから、特定団体の運営補助ではなく、差別や偏見を取り除くための啓発の取り組みに対して、組織や団体の枠を超えて支援をするということの方が、今日的な人権対策ではないかと改めて思います。

★土肥いつきさんのブログ→http://d.hatena.ne.jp/ituki/20180807


#ありのままの私を生きる
#ありのままのあなたを尊重する社会
#土肥いつき講演会
#人権を守る

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック