【練馬区の子ども議会の取組~議会改革検討会の視察②】

議会改革検討会の視察の2日目は練馬区の子ども議会の取り組みについて研修しました。


佐賀市でも合併前の佐賀市議会や諸富、川副などの議会に画像おいて子ども議会を取りくんがことがあり、開かれた議会や議会に関心を持ってもらうこともあわせ、議場開放の意味もあって、あらためて子ども議会などの検討をしてはどうか、という話になっています。


今回訪問した練馬区では、平成13年度に「21世紀架け橋記念事業」の一環として子ども議会が行われ、平成16年度からは議会の要望もあり毎年開催されているそうで、現在は教育委員会子ども家庭部青少年課が所管されているとのこと。


子ども議会は佐賀市での取組のように、議会だけでほぼ完結して単発的に実施しているところが多分多いと思うのですが、練馬区では担当課を中心に、関係する庁内各課を巻き込んで毎年継続的に行っておられるというのが特徴だと言えます。


練馬区には小学校65校、中学校34校画像あるそうですが、子ども議会の議員には平成29年度では区内全中学校から37名と国立、私立から5名の42名が推薦されたそうです。


以前は小学生や高校生も対象になっていたそうですが、小・中学生を合同でやると認識のレベルに年齢差がありすぎることや主権者教育のスタートとしては中学生がふさわしいのでは、ということで中学1、2年生を対象にしているそうです。


各校から推薦された子ども議員は、事前学習を含め7月終わりから8月初め(板橋区から独立した「独立記念日」の8月1日を意識して)までに5日間かけて活動に取り組みます。


子どもたちの関心のある課題テーマなどによって4つ画像のグループに分け10名程度の班編成を行い、① 区政や区議会の仕組み、選挙の仕組み、子ども議会の概要などについての学習、②テーマごとの地域調査、③議会質問原稿作成の準備、④グループ別発表と意見交換会⑤本会議場での政策提言発表会と区長による講評、懇談会といった順番で進められます。


初回と平成26年度までは委員会、本会議方式で、一般の議会のように子ども議員が質問し理事者側が答弁するという方法で行われていたそうですが、区長が変わったのを機に平成27年度からはグループごとの区政への政策提言の場とされているとのこと。


とはいえ、毎年新しい子どもが議員になるので、逆に同じような質問や提言テーマになりがちで、事前のテーマ決めや所管課の職員も入った学習の時に助言をしたり、ということが行われているそうです。



質疑では、小学生や高校生の位置付けについてや議会の関わり方について、また子どもの政策提言が実際の区政に反映されたことがあるかどうか、取り組みを通じての関係者の意識や子どもの成長について、など活発なやりとりがなされました。


私も質問したのですが、合併前の佐賀市では子ども議会や女性議会が取り組まれたこともあり、全国的には若者の政策提言の場などの取り組みもあります。練馬区の場合は「子ども議会」として長く続けてこられているので、直接の所管課を通して子どもの主権者教育、グループワークやプレゼン学習の場、他校生との交流の場、といった独自の意義は多いにあると思いますが、議会として「開かれた議会のためにどういう取り組みをするか」という角度からの接近とはまた違うような印象を受けました。


また、毎年、子どもの区政全般に関わる政策提言に対応する関係所管課を巻き込んでの実行委員会方式にされていることについても、分野によっては繁忙期にあたり対応しきれないという声があるのも事実だそうです。とはいえ、子どもの率直な意見を聞ける機会になったという前向きな捉え方で、他の課の協力を得ながら続いているのだという話でした。


佐賀市で子ども議会に取り組む時に、大いに参考になると思うのと同時に、それだけでなく女性議会や若者議会、その他の形での取組もできるような余地を残しておいたほうがいいのではないか、とも思いました。


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#主権者教育
#住民こそ主人公

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