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zoom RSS 【第60回 自治体学校in福岡 Dナイター企画〜生活保護を考える】

<<   作成日時 : 2018/07/22 21:24   >>

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朝9時半から16時まで分科会でみっちり学んだあと、ひきつづき16時半から18時までナイター企画も行われ、これは事前申し込みなしで希望するところに自由に参加できます。


@自治体問題を考える「まち研」活動の交流、A生活保護を画像考える、B2017年九州北部豪雨問題、C自治体労働者の交流、という4つのテーマに分かれている中で、Bにも行きたかったのですが、私はAの「わたしのまち、あなたのまちの生活保護を考えてみよう」の企画に参加しました。


以前もこのテーマの企画に参加してきましたが、地元の生活保護行政のあり方を振り返る上で、いつも何かしらの気づきを与えてもらっています。


この企画の呼びかけ人は全国公的扶助研究会の横山秀昭さんと全体会の現場からの報告をされた全国生活と健康を守る会連合会の田川英信さん。



まずは横山さんから、生活保護が第1にナショナルミニマム( 生活の基準)を維持することを国の責任としていること、第2に最後のセーフティネットであること、をふまえて@アクセスのしやすさ、A相談・申請のしやすさ、B利用している時の相談のしやすさ という視点でそれぞれの自治体のホームページや「生活保護のしおり」での告知の仕方や表現の仕方がどうなっているか、面接相談の対応のあり方はどうか、ケースワーカーの配置体制や質の確保はどうなのか、といった角度で考えていくことが提起されました。


iPad持ち込みだったので、資料で配られた福岡市や横浜市のホームページ、しおりの内容と比べて実際に佐賀市のホームページがどうなっているかも見てみました。



また、体制問題ではケースワーカーは蓄積が画像大事なので社会福祉士や精神保健師などの資格を持ったケースワーカーが福祉職として系統的に就いていることが望ましいのですが、実際には一般職の人が3〜5年位で異動してしまうので、要保護者によりそった対応の経験が蓄積されにくいということや、厚生労働省の目安ではケースワーカー1人につき80件となっているのに、実際には職員定数減らしの動きの中で90件から100件超えという事もあり、大事な訪問活動が十分行えないでいる、という実態が話され、佐賀市での状況をあらためて検証する必要があるとも思います。


佐賀市では、この十数年の間に生活保護行政のあり方がずいぶん変わってきていると思います。
相談者に対する対応も、以前より親身で熱心な方が多いと思います。中には、他の部署に異動しても、相談者の方が頼りにして声をかけていくような職員もおられます。


ベテランのケースワーカー経験者の方が再任用でおられてフォローされているようでもあります。


今回の提起の中で言われたのは、福祉事務所のケースワーカーとしての本来のあり方をしっかり掴み、全国的に交流できるような研修の場に公費で職員が学びに来れるようにしてほしい、という事でした。


つまり、その自治体内部や県内というだけの研修では、場合に画像よっては本来の趣旨を踏み外したような内容になって、誤った認識が受け継がれることにもなりかねない、ということです。「生活保護なめんなよ」と書いたジャンパーを着て仕事をしていた自治体の問題が大きくクローズアップされたことがありましたが「不正受給は敵」といった角度からのみ生活保護をとらえるような認識では、本来の趣旨とはいえません。
それが先輩から代々引き継がれてきて、何も問題意識を持たないままそうなった、ということもあったようで、だからこそ全国的なレベルで学ぶ場に参加し、職員のスキルアップを図れるように、という意味です。



ここはなるほど、と思いました。実は佐賀市の生活保護行政の方向性がガラッと変わったように思えたのは、ある保護課長になった方が公的扶助研究会の研修に参加されるようになってからだったような気がします。
それからは相談者への対応や保護課職員の雰囲気もよくなっていったように思えます。その変化がその後もいい方向に引き継がれてきているのでは、と思います。

もちろん、個別には残念な対応の話も時々耳にしますので、そういう意味でも、福祉事務所職員の方の資質向上と福祉職での採用を位置づけることなども考えるべき課題だと受け止めました。



後半は田川さんから、最近の厚労省のトピックとし画像て【この7月1日から、長期入院から復帰して新たに居宅生活を始める場合や新たに生活保護を開始する場合に、それまでなかった家具什器を揃えるという項目に冷房器具が加わった】として、それも4月1日以降に保護を開始した時期まで遡って適用されるということが知らされました。


ちなみに、「熱中症になる危険がある場合」という条件があるそうですが、昨今の「命にかかわる危険な暑さ」が報道される毎日ですから、かなり適用されるのではないでしょうか。


適用されたら上限5万円(工事費は別に支給)までみてもらえるそうです。ただし、3月31日以前に保護を受け始めた方は対象外なので、ここはツラいところです。


もう1つは、大学や専門学校への進学準備給付金が始まったことです。 これまで大学に行く時は世帯分離し、その分は生活費が出なくなっていたため、調査によると「アルバイトばかりして勉強できない」「元の世帯から生活費を援助してもらっている」(つまり世帯分離した親の生活保護費の中から援助してもらうということで、親の世帯は保護基準以下の生活を強いられる)という実態が明らかになる中での改善です。
大学、専門学校などに行く場合に世帯の中にいる場合は10万円、世帯外に出る場合は30万円給付されるとのことで、 6月に公布されたそうですが、1月1日に遡って給付できるので、申請できるように周知することが必要、ということです。


また、10月から保護基準が変わり、生活扶助費が減らされることや子育て世代への部分的な増額などの変更があるのですが、世帯構成や年齢によって細かく変わるため、計算ソフトを使わないと各世帯への影響がわからないとのことで、全国的に頭を痛めているそうです。


3月議会の時に保護基準の見直しで佐賀市ではどう画像影響するかを一般質問した時には「現時点ではわからない。詳細はもっと後になってから」という答弁があり、6月議会で電算システム改修の補正予算が挙げられていましたが、今日の話の様子だと今の時点でも現場ではわからない、という実情にあるのか、という感じでした。


わずか1時間半の限られた時間でしたが、新しい情報も得られたし、有意義な企画でした。


なお、関西テレビ系で先週から始まった「健康で文化的な最低限度の生活」(=略称ケンカツ)というドラマ(毎週火曜日夜9時)の事が話題になり、福祉事務所の現場に真摯に迫ったいい作品で、生活保護のことを正面から取り上げられていて、そこに出てくるエピソードはほぼ事実なので、ぜひ多くの方に見てほしい、福祉事務所の職員にとっても自分の仕事に誇りを持てる番組だと思う、との事でした。


偶然、私も友人に勧められ、見逃し配信で1回目から観たのですが、初回からハートを鷲掴みにされました。私からもオススメの番組です。


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