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zoom RSS 【特別支援学校の分校視察〜佐賀市議会文教福祉委員会】

<<   作成日時 : 2018/07/19 19:26   >>

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今日は文教福祉委員会で朝から鳥栖市、佐賀に戻って川副と画像夕方近くまで所管事務調査の現地視察でした。


佐賀県は、県立大和特別支援学校の教室不足の解消と南部地域への通学支援ということで、新たな分校舎を増設するのではなく、市立小中学校の余裕教室を活用して南川副小学校に小学部、川副中学校に中学部の分校を設置しようとしています。


実施するのは県で、予算の審議も県議会ですが、受け入れる側として佐賀市教委や市議会も無関心ではいられません。設置予定校では学校現場や保護者、地域の中で県教委の説明に対する不安や不信の声も上がっており、市議会としても実態を把握する必要があるということで、すでに平成22年から中原特別支援学校の分校として開校されている鳥栖市立田代小学校と大和特別支援学校の分校設置予定校を視察したというわけです。


◯中原特別支援学校鳥栖田代分校では、小学校に小学部と中学部が設置されている状態を視察しました。
特別支援学校の場合、保護者の送迎や放課後デイサービス事業者画像の送迎などで車の出入りも多くなるため、交通安全確保が大きな不安点になっていますが、田代分校では小学校側と分校側とで明確に出入り口を分けてあり、この点での問題は特にないとのことでした。


建物に入ると、玄関ホールの左側が小学部、右側が中学部で、それぞれにもとの教室を間仕切りする形で設けられていましたが、廊下に教材などが置かれているなど、スペース的にはかなり手狭な印象を受けました。


小学部では授業の様子を見せていただきましたが、個別指導が必要な子どもに対して、プラ板などで間仕切りされている様子は、いかにも「とりあえず」という感じがしました。


また、中学部では風船を使ったバレーボールゲームを楽しんでいる様子でしたが、すぐ隣が田代小の1年生の教室だったので、影響はないのかと訊いたところ、とくに問題はなく、休み時間に子どもたちが交流するきっかけにもなる、との話でした。


職員室と保健室が子どもたちの教室と離れて2階にあるのは気になるところでした。


後で聞くと、平成22年開校当初の見込みよりも基山のけやき台や鳥栖の弥生が丘などの住宅開発により児童生徒が急増しているとのことで、この分だと分校の分校をさらに設置した方がいいのかもしれないし、もしくは、さらに地域を細分化した分校を作るのかどちらかではないだろうかと思えました。


田代分校としては、地域の中で学ぶ学校として、田代小の子どもや保護者、校区の民生児童委員協議会など地域の協力も得ながら、行事を通じての交流や日常的な交流を進めているとのことで、中学部では施設設備の限界があるので定期的に中原特別支援学校の本校に行き体験学習や本校交流などを行なっているとのことでした。
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◯いっぽう受け入れている側の田代小学校では、分校にも画像共通しますが、教育面では担当の先生方が「もともとあったところに赴任してきた」ということでインクルーシブ教育の充実、地域で支えあって学ぶ、不自由さの中でも工夫して学ぶ、ということに積極的に取り組んでおられたのが印象的でした。


避難訓練を合同で行う中で連絡体制の不備に気づいた(普通校にはある教室と職員室を直接結ぶインターホンが分校側に設置されていない)ということがあったそうですが、施設ハード面での不安以外には、特にデメリットという点ではあげられませんでした。



普通学校での「気になる子」への対応の仕方などについて、特別支援学校からの巡回訪問相談とは別に、すぐ身近にアドバイスをしてもらえる存在があることが心強いということ、 また特別支援学校か普通校の特別支援学級かの境界線上にある子どもの保護者の方が校区外から田代小にきて、必要なら同じ学校敷地内の分校に移れるという気軽さがあるとの話もありました。


◯お昼をはさんで訪問した川副中では、分校設置についてはかなり問題意識を持っておられる印象でした。もちろん、インクルーシブ教育の充実には取り組むべきだという前提の上で、だからといって「すでに特別支援学級を通じてインクルーシブ教育は実践しており、『分校が来ることでより充実させる』とは思えない」と県教委の言い分に対して懐疑的でした。


図書室や体育館など施設面での共有による利用の「侵食」や分校との調整に関わる業務が増えることへの危惧が大きく、人的・予算的措置をしてもらわないとやっていけない、との声が強く出されました。


また、ここでは心配されている学校と分校の登下校の棲み分け問題についても、今ある障がい者用駐車場をつぶすことになりかねないという点でも、本校舎玄関へのスロープとの関係を含めて地元や保護者から問題指摘されているとのことです。
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◯同じく小学部設置の対象となっている南川副小では、まだ幼い脳の柔軟な時からお互いが交流できれば、分校の子どもにとっても小学校の子どもにとってもいい影響をもたらすのではないか、というインクルーシブ教育への期待感が語られたのは中学校とは対照的でしたた。



ただし、ここでも分校との調整業務にあたる人的配置は是非とも必要との声が出されました。


また、施設面では、もし受け入れるなら、普通校と分校を完全に分離独立させる方向で対応してほしい、として広いピロティも含めて小学校の南棟一階をすべて分校にあてることを県に提案しているそうですが、教室配置の点では県との折衝中とのことです。
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今回は多様な意見を聞く機会となりましたが、原点に立ち戻る意味で、大和特別支援学校の現状も委員会として見た方がいいのではないかと思います。当事者である子どもたちにとって、この分校のやり方が良いのか、別に改めて増設した方がいいのか、ということも含めて研究する必要があると思いました。

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