【「漂流するトモダチ~アメリカの被ばく裁判」@最近読んだ本】

先週、友人から回してもらって一晩ちょっとで読んだ本が「漂流するトモダチ~アメリカの被ばく裁判」(朝日新聞出版)。

3・11の震災時に米空母ロナルド・レーガンをはじめとする米艦隊が東北の被災地支援に駆けつけたことは【トモダチ作戦】として讃えられていました。


しかし、あの時福島第1原発事故で「放出された放射能の大部分は太平洋側に流れた」と言われている、その「大部分の放射能プルーム」を浴びた米兵たちが心身に深刻な異常をきたして苦しんでいること、すでに2017年12月に9名も亡くなっていることは米国でも日本でもあまり知られていません。


2012年末に8名の元レーガン乗組員から始まった東電を相手取った訴訟は400名を超え、その相手方も製造物責任の概念に基づきゼネラル・エレクトリック、エバスコ、東芝、日立などの原発メーカーに加えて闘われています。


人道支援に向かった米兵が放射能障害に苦しみながら、自国では認められずにいることは、イラク戦争の帰還兵が劣化ウラン弾の後遺症に苦しんでいることと並んで、いやむしろそれ以上に胸の痛むことです。



人道上の問題として、また、福島原発事故の全容を知る手立ての1つとしても読んでいただきたい一冊です。
原発事故で放射能のプルームが偏西風に乗って太平洋側に多くが流れた、というシチュエーションは、玄海原発が事故を起こした時には偏西風の風下に広がる北部九州一帯の住民にとっては、決して他人事ではない、という立場からも。

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