市民に役立つ図書館を求めて~佐賀市立図書館の20周年記念講演会

今日は「図書館を友とする会」主催での市立図書館20周年記念の講演会。

岡山市立図書館で30年勤務し、2014年3月まで広島女学院大学で図書画像館情報学の准教授を務めておられた田井郁久雄(かくお)さんを講師に、「こんな図書館であってほしい~市民に役立つ図書館を求めて」というテーマでのお話を聴きました。

図書館の民営化という漠然とした期待がある中で、果たしてそれは本当なのか、ということを5年、10年単位で検証することの必要性が語られ、民間委託や指定管理者制度で必ずしも貸し出し利用は増えておらずむしろ減少傾向にあること、逆に経費は増加傾向にあること、その一方で直営図書館で市民によりそった改革を進めることにより2倍以上の利用の伸びを実現するケースも少なくない、ということが示されました。

とくに印象的だったのは、どこの図書館でも非正規職員が増えているのですが、岡山市では非正規職員の労働組合があり、正規職員の組合員のバックアップを受けながら、①期間雇い止めをさせない、②昇級やボーナスも支給する、③司書正規職員の採用試験の年齢制限を59歳とすることによって、非正規から正規に移る機会を設け、職員のモチベーション保っていること、という話でした。

佐賀市の図書館が残念ながら開館当時に比べて貸し出し利用が減少していることの背景についても、もっと立ち入って検証する必要性を感じました。

今日は図書館長や職員の方たちも講演を聴いておられたし、友とする会としても知恵を出し合って、市民のための図書館として元気にしていきたいね、と話し合ったことでした。
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