福島に心よせているのか~再稼働に条件つき賛成の佐賀県内15人の首長

画像
昨日はNHKで東日本大震災から3年ということで午前中からお昼をはさんで夕方まで通算5時間、生放送のスペシャル番組が放映されていました。

録画したのを見ていましたが、特に午後の部は福島に焦点をあてて、西田敏行さんがゲストコメンテーターに加わっての放送で、印象的でした。

震災直後にヘリから撮した映像と、3年経ったいま、ラジコンヘリを飛ばしてつぶさに被災した町を撮した映像が流されたのですが、放射線のために近づけない分、津波が押し寄せた時のままで「何も変わっていない」「時が止まったような」という状況が胸にせまりました。

むしろ「時が止まった」のではなく、「福島ではいまだに震災が続いている」「近づけない分、朽ち果てて、より悪くなっている」というのが福島の実態だとあらためて思い知らされました。

こうした番組を観たあとに、昨日の佐賀新聞の一面に、知事と県内20自治体の首長に原発再稼働の是非を問うアンケートが行われていたそうで、その結果が報じられていました。

それによると、「条件つき賛成」が15人にも及んでいるというのです。昨年7月の調査で「反対」だった武雄市長と江北町長が「条件つき賛成」に変わった一方、前回「条件つき賛成」だった神埼の市長が「反対」に回るなど、まだまだ揺れ動いているのです。

「条件つき賛成」の中身は、「規制委員会が適合性の判断を始めた」「国が安全制を確保し、十分国が説明責任を果たすべき」というものです。ただ、この手の「説明責任」とか「地元の理解」という言葉にイライラしたものを感じるのは、「いくら説明しても、現時点では、溜まり続ける核のゴミの処分方法がないのに、そのことに触れないのは無責任だ」ということ。
この点では、まさに神埼市長が指摘して「条件つき賛成」から「反対」に転じたのは理性的であり、認識の発展といえると思います。
他の15人の首長(残念ながら佐賀市長も含みますが)は、原発を動かせばますます核のゴミが増え続ける、ということに対する「自治体首長自身としての説明責任」をどう考えているのか、きっちりお尋ねしたいものです。

これで果たして福島に心をよせていると言えるのか、甚だ疑問を感じます。

また、知事を筆頭に「今すぐ原発ゼロというのは現実的でない」という方にも言いたいのは、「今は原発は動いていないし、今の時点こそ原発ゼロですから」ということ。

この点でも「将来的に廃止」としていた神埼の市長が最終処分の問題を挙げ、解決できないなら廃止すべきとして「その他」に変わったのも、理性的な判断だと思います。

というわけで、震災関連特集番組で「フクシマを忘れないで」と呼び掛けられていることの本質的な意味が、いま、まさに問われていると思います。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック