笑った、泣いた!温かい長崎弁満載の介護物語~映画「ペコロスの母に会いに行く」

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先日紹介した漫画、「ペコロスの母に会いに行く」の映画に、今日、行ってきました。思い立ってひとりでパッと行ったのですが、ちょうど水曜日はレディースデーで1000円だったのがラッキーでした。

映画は、原作の雰囲気を壊さず、エピソードもそのままだし、むしろ原作がそのまま動き出したようなリアル感にあふれていました。

ペコロス(小さい玉ねぎ)の頭のような原作者にして息子である主人公の岡野雄一さんと、その息子が母・光江さんの認知症の進行と共に、深刻な悩みを持ちながらも温かく、やがてグループホームに入所した光江さんを見舞いながら、光江さんの生きてきた道を一緒にたどるような構成になっています。

現在と過去を行ったり来たりしながら、多分、認知症の人はこういう気持ちなのだろう、と共感できる内容で、最後に「惚けるのも悪くない」と結ばれていくのが、ストンと胸に落ちます。

ひとつひとつのエピソードに泣いたり笑ったりしながら、9割方ロケで挑んだという坂の町長崎の美しさ、幼い頃の母・光江さんが故郷天草から見た長崎に落とされた原爆のキノコ雲をみて、長崎に奉公に出た友人ちえ子を心配していた場面、後で花街で見つけた場面、さらに戦後10年後に原爆症でちえ子さんは亡くなったと知らされた場面など、随所に昭和の時代に貧しい農家に生まれ育った女性たちの苦労が偲ばれます。
いろんな苦労を乗り越えてきた果てに、認知症になっている姿にはいとおしさも感じました。
周りの家族や友人、グループホームのスタッフや入所仲間とその家族など、岡野さん一家をとりまく人々の存在も、演じる役者さんも素敵です。


光江さん役の赤木春恵さんが、2011年に舞台からの引退を表明なさったあとに89歳で映画初主演となったことがすごい、と思っていましたが、監督の森崎東さんも85歳とパンフレットにあって驚きました。
全くそんな年齢を感じさせない瑞々しさにあふれた作品でしたし、長崎弁が佐賀弁にも近いこともあって身近に感じられ、ほっこりしました。

佐賀県ではイオン大和シネマのみの上映らしく、夕方5時半が最終上映と、時間も限られていますが、ぜひ、多くの方に観ていただきたい映画です。

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