山間の学校で子どもたちは・・・・

 書類届けのために三瀬・富士の小中学校をお訪ねし画像たところ、ある学校の校長先生にお話を聞かせていただきました。

 ここでは、文字通り「子どもは地域の宝」ということが浸透していて、親・子・孫の三世代同居の中で、おじいちゃんおばあちゃんや両親はもちろん、地域全体で子どものことを見守っているので、一人ひとりの子どもたちの自己肯定感が強く、「自分は愛されている」「みんなが自分をみていてくれる」という安心感があるので、とてもゆったりしているとのこと。

 小中学校通して9年間、まるで兄弟姉妹のようにつきあうので、言葉にしなくても相手の考えていることがわかるところまでいっているそうです。そして、ケンカしても最終的にはみんな信じあえる友達だ、ということが身体にしみこんでいるそうです。

 それが、高校進学で街なかに行くと、「誰が何を考えているかは、言葉にしないとわからない」「競争の中で本心がわからない」「のんびりしすぎてついていけなくなる」などのギャップが生まれる場合があるそうです。

 校長先生は、修学旅行に送り出すときに画像「君たちはたとえ小さい学校の児童・生徒であっても、君たちのやっていることは正しいのだから、自身をもって」と声をかけるのだそうです。「君たちのやっていること」とは、旅館やお店などに入ったり、人に出会ったときに元気よく挨拶をしたりお礼を言ったりすることなどのことだそうですが、確かに、そういうことは、だんだん照れが出てきて、口をもごもごさせておわり・・・という風になることもありますから、元気よく堂々と挨拶をする子どもたちの姿を見たら、むしろ迫力負けするかもしれません・・・・。
 けれど、本当は、それこそがあたり前の姿でしょうし、相手を信頼し、相手の気持ちに寄り添って行動できることは本当に大切です。

 中学校まで地域ぐるみで愛されて育った子どもたちが、高校以後に傷ついたりするとしたら、そういう社会の方がやはり間違っているのだと思います。
 合併して、何もかも中心的な旧佐賀市にあわせる、という流れにいきやすいなかで、こういう「譲れない風土」というものは、大切に守り育てていかなくては・・・とあらためて思いました。

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