フリースクールフェスタin佐賀

 不登校の子ども達の居場所として2002年に立ち上げられた「ハッピービバーク」につどう子どもたちとスタッフが中心になって、佐賀で初めてのフリースクールフェスタin佐賀 が、佐賀市の青少年センターで開かれました。一昨日、不登校や子育ての問題で悩んでいる親同士で支えあう「親の会ほっとケーキ」のみなさんと懇談する機会があったときにお誘いを受けていたこともあり、参加しました。

 自身が小学校の時から不登校で、ついに学校には行かなかったけれど、フリースクール「ハッピービバーク」に通い、今ではそのスタッフとして活躍している森田君が中心になって、今日のフェスタは子ども達自身が知恵を出し合いながら運営されていました。

 開会式のあとはスタッフの紹介、そして、オープニングを飾ったのはおなじみフーミンワンマンバンドさん。

 フーミンは「1回1回の出番を、燃え尽きるまでやるのが信条」とのことで、今日は「15分の持ち時間を燃え尽きま~す!」と歌い、踊り、演奏し、シャボン玉を飛ばし、クラッカーを鳴らし、と大奮闘!
 「日曜日の使者」「スタンド・バイ・ミー」「500マイル~忌野清志郎バージョン」などを熱唱してくださいました。場所が体育館だったので、背中にしょったドラムの音もよく響きわたりました。

 ちなみに、たくさんの楽器を身につけて演奏する「ワンマンバンド」は日本に5人しかいないそうで、そのうち1人は腰を痛めておられ、もう1人は今ヨーロッパに行っておられるとのこと。そんな希少な方がこの佐賀におられるということをあらためて知りましたよ!

 その後、バドミントン大会、ミニライブ、お茶席などが各部屋で行われました。

 そうそう、途中でジャグリングのパフォーマンスがありました。「かっちゃん」というちょっとカッコいい青年が、スティックやボールを使って見事なジャグリングを披露してくれました。まるで重力がないかのようにスティックが宙を舞うので驚きました。
 この「かっちゃん」、実はよく知っているご両親のお子さんと知ってびっくり。小さい頃に不登校で悩んでおられたことは存じていましたが、いやいや、こんなにすごいパフォーマーになっておられたとは!

 今日は全国で初めてのフリースクール、「東京シューレ」からも子どもとスタッフのお2人が見えていました。
 東京シューレが設立25周年を記念して、子ども達が作った映画「不登校なう~居場所を求める私たち~」とフリースクール東京シューレの25年を振り返る「僕は僕でよかったんだ」という映画の上映をするためです。
 この映画をとおして不登校をどう捉えるか、ということを考えるのにとてもいい機会をいただきました。

 「学校に行かなくてはならない」「義務教育は学校に行く義務だ」という呪縛から解き放たれて、みんな一人ひとり違っていい、学校に行かない生き方があってもいい、でも、学ぶ権利を子どもは持っている、それを保障するのが大人の責任だし、子どもをより分けるのではなく、子ども一人ひとりの声に耳を傾け、ありのままの「その子」を認め、その持つ力と可能性を信頼することが大事だ、とあらためて思いました。

 翻って、子どもだけでなく、大人同士の人間関係もそういう見方で考えたら、相手を否定するのでなく、受け入れながら分かり合う、ということの大事さにも結びついていく気がしました。
 その「認め合う」「相手を個として尊重する」ということが踏みにじられているのが実社会ではないかとも思いますし、今の政治のあり方が大きく問われているとも感じます。

 どの子も、また、どんな人も安心して過ごせる人間社会にしていきたい、との意をあらためて強くしました。

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