沢内村の「生命尊重行政」に感動!~映画「いのちの山河~日本の青空Ⅱ」

 今日は、映画「いのちの山河~日本の青空Ⅱ」の上映会でした。3回上映の最終回に行きましたら、受付の方が、「朝10時の上映の時に秀島市長が顔を見せられて、何時まであるかを確認していかれたのですが、その後が分からない」と声をかけてくださいました。この映画は佐賀市と佐賀市教育委員会も後援してましたから、招待状が届いていたはずですし、さてさて、ご覧いただいたものやら。

 映画そのものは、予想以上に引き込まれ、深沢晟雄村長の「生命尊重行政」の実践に胸が打たれました。

 「生まれたからには人間は平等。いのちに較差があってはならない。生命、健康に関しては平等であるべき」という政治哲学がしっかりすわっているのがなによりも素晴らしいと思います。

 豪雪、多病、貧困という「3悪」を克服するために、それを「トップダウン」でやるのではなく、対話と行脚で村民に「沢内村に暮らしていて何が課題と感じているか」を自由に出しあってもらう中で、やはりその「3悪」が課題だということをはっきりとさせます。
 しかも、「豪雪は宿命」とあきらめている無気力な生き方では村の発展も村民の命もまもれない、との立場から、まずは隣町まで雪の中でもバスを通せるように、除雪車を購入します。高いブルドーザーでも、夏の間は開墾に役立てられ、コメの作付面積を増やし、農業生産向上にも役立てます。また、現金収入をえるためのナメコ栽培も組織化して協会づくりをします。

 さらに、安心して病院にかかれるように65歳以上と乳幼児の医療費を無料にします。

 これらの根本に「生命尊重」という憲法25条の精神がしっかりと根づいています。

 あとで、映画のパンフレットを読んでいたら、深沢村長のエピソードの中に、保守系の国会議員が来ても各神経の議員が来ても「まったくおっしゃるとおり」と同調してたので、当時の教育長が「あなたはいったい、どちらの立場なんですか」と訊ねたところ、深沢村長は「政治をやる上で、大事なことは一人ひとりの命を大事にするということであり、そこには保守も革新もない。生命尊重という政治哲学をもたない政治家はあぶくのようなものだよ」と言われたとのこと。

 う~ん、これには感動ですね。

 してみると、いったい今の政治家にはどれほどあぶく政治家が多いことか・・・・。佐賀市議会は?佐賀市は?そうでないことを祈っていたいものですが、どちらにしても、この映画を多くの自治体関係者にみてもらいたかったと思います。 
 国が本来守るべき国民の命と健康を、国がやらないなら、せめて村民の命と健康は村が守るしかない、国は後からついてくる、という発想は、今の時代にも通じるものがあります。こういう発想で仕事をしていたら、公務員もきっとやりがいがあるだろうと思います。

 ところで、沢内村は、いまは合併して西和賀町となっていますが、いまも「生命尊重行政」を町是として町の総合計画に位置づけられているそうですし、沢内病院の前には深沢晟雄記念館もオープンして、全国から訪れる人も多いそうですし、気になって町議会の議事録を拝見すると、深沢記念館を軸にして観光にも力を入れよう、とか「いのちの山河」の映画製作と関わっての議会質問もいろいろなされているようで、深沢村長の遺志が深く受け継がれているのではないか、とこれまた感動を持って受け止めました。
 ぜひ、行ってみたい町のひとつです。

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この記事へのコメント

実行委員より
2011年02月10日 20:17
あっこさん、お忙しいところ来てくれてありがとうございました。この映画、県内では唐津市に続いて2カ所目の上映です。見てくれた人の中から、自分の町でもやろうと運動が広がっていけばいいなと思います。

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