佐賀市子育て支援センター ゆめ・ぽけっと

画像 佐賀北高書道部の街なか揮毫会の会場で、たまたま昼休みを利用してお出かけになっていた佐賀市子育て支援センター「ゆめ・ぽけっと」の黒木所長とばったり!

 ゆめ・ぽけっとは2007年4月に、佐賀市が子育て中の父母を支援する目的で、中心市街地の再開発ビル「エスプラッツ」の空きフロア対策ともかねて開設されました。
 実は、その前に元紳士服店の商業ビル2階にお買い物中などの子育てママさんが子どもさんを預けていけるように、という託児施設が商工振興のまちづくり関係予算の補助を受けて設置されていたことがありました。当時は、様子を見に行くと、だだっぴろいフロアに数人の子どもと保育士OGさんがおられた姿を覚えています。

 この「ゆめ・ぽけっと」は、遊び場スペースを確保しながら、保育士や看護師さんが常駐して、子育て世代の悩みにも応えながら、育児を応援する施設ということで、年間3万人の利用者を目標にしていたのが、なんと2年9ヶ月で10万人を達成したとのこと。人気がある施設ということはわかっていましたが、何しろ子育て世代御用達という感じなので、ふらりと見に行くのははばかられていたのです。
 それが、今日は黒木所長さんが「せっかくだから街歩きのついでにゆめ・ぽけっとにおいでください」と声をかけてくださったので、ちょうど「まなざしポロシャツ」(市教委のキャンペーンシャツ)を着ていたことも手伝って、スタッフのような顔して行ってみました。

 小さな木の扉を開けると、受付があり、黒木所長が迎えてくださいました。
 室内は、フローリングの広いスペースに手作りのダンボールの「さつきとめいのいえ」やトトロの「ねこバス」があったり、小さなジャングルジムや滑り台、木の玉のボールプールがあったり、絵本コーナーがあったりして、就学前の子ども達がお母さんやお父さんといっしょにのびのび遊ぶ姿が見受けられます。

 また、お持込の弁当を食べさせたり、ミルクを飲ませたりしているお父さんやお母さん、塗り絵をしているお母さんもいました。ここでは基本的に保護者が子どもに寄り添ってすごすことをすすめているそうです。
 もちろん、買い物や所用で子どもを一時預けなくてはならないときの一時預かりスペースも別室にありました。ちょうど、結婚式に参列するお母さんが着物ドレスで子どもさんをつれて見えました。

 母乳の授乳室は、静かな環境を確保してあり、しかもつい立てて見えないようになってもいました。

 ゆめ・ぽけっとでは、そこだけで盛り上がるのでなく、各校区にある子育てサークルにも出向いて遊びや助言をしているし、よそから引っ越してきたりして地域につながりのないママを地域につないだりもしているそうです。

 日曜日も空いていて、そのときにプレママ・プレパパ向けに、赤ちゃんの抱き方や沐浴のしかた、妊婦さんのしんどさをパパに擬似体験してもらうなどの講習会もあり、大人気だそうです。

 約6000人の利用登録のうち、市外・県外が4分の1にものぼるとのこと。県外や国外というのは、実家に帰省したりするばあいというわけです。また、各地からの視察もかなり多いそうで、ゆめ・ぽけっとを利用している市外のママさんが、地元の議員に「わが町にもつくって」という要望を寄せてこられたので、見に来ました、なんていう話もあるそうです。

 また、今日はたまたま、午前中に独りで立ち寄っていたあるお母さんにスタッフが声をかけてみると、市外から来たというそのお母さんは突然泣き出して、タオルがぐっしょりになるほどだったそうです。話を聞くと、いわば育児ノイローゼのような状態だったらしく、子どもさんは今日はパパと留守番している、とのことだったので、「よかったら一緒に遊びにいらしてください」と声かけをしていたのだそうです。
 はたして、そのお母さんは、子どもさんとパパと一緒に午後からおいでになったとのこと。とてもゆったりとした時間を過ごした後、「今日は楽しかった。また来ます」ととても明るい笑顔になっておられたようです。黒木所長は、そういう瞬間がとても大きな喜びなのだそうです。

 いろいろなお話をうかがうことができて、とても有意義でしたし、また今度、プレママ教室のような時にものぞきにきてみようかな、と思いました。
 室内の壁には、利用者の方の感想カードが貼られていたのですが、単なる一時預かりではなく、育児の悩みに耳を傾けてくれる経験あるスタッフの存在がとても重要なのだな、とあらためて実感しました。佐賀市の自慢できる施設の一つだと思います。

★ゆめ・ぽけっとについて→http://www.city.saga.lg.jp/contents.jsp?id=19506

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