無能、無策の鳩山政権

 鳩山政権が、オバマ大統領と電話会談した上で日米共同声明を発表し、普天間基地の代替施設を沖縄・辺野古沖に定める内容を示しました。
 「辺野古沖と明記するなら閣議決定に署名しない」と言っていた社民党の福島党首を閣僚から罷免した上で、辺野古沖を明記した閣議決定も行いました。

 鳩山首相の声明をラジオで聞きましたが、まったく、結局辺野古の海に戻ってきた・・・という単純な話ではなく、野党時代に「アメリカに国外、県外移設を主張せよ」と求め、沖縄の県民に「最低でも県外」と約束していたことについて、まともな努力は全くしないで、結局、アメリカの言うがままを沖縄県民と日本国民に押し付けているだけではありませんか。しかも、全国に訓練基地を分散する、ということで、これまで基地のなかった徳之島のようなところまで含めて、基地を新たにばら撒くだけです。
 新たな基地の建設は、今後50年、100年近く「基地を我慢せよ」ということに等しいのです。辺野古の海を桟橋方式にせよ、8000本も杭を打って、上に基地を載せれば、太陽光がさえぎられ、サンゴもジュゴンも棲めなくなるし、辺野古の海を生業にしている人々やその周辺で暮らしている人たちの平穏を半永久的に奪い去るものです。

 鳩山首相は、「今後も、沖縄県民の負担軽減のために、全国のみなさんに考えていただきたい」「時間はかかっても、解決に向けて命がけで理解を求めて行きたい」と言いますが、、命をかける方向が全く違っています。アメリカに向かって命がけで「普天間の無条件撤去」「沖縄にも日本のどこにも受け入れ先はない」ということを一言でもいったのですか?
 それをやらずして、沖縄県民や、今後の基地の分散受け入れを求める全国の自治体にいくら謝っても、何の意味もありません。

 社民党の連立離脱か、鳩山政権はどうなるか、などなど報道されていますが、はっきりいって、社民党も「反基地闘争」と言いながら、アメリカ政府に対して正面から「普天間の無条件撤去」と言いましたか?最後になって、「社民党の党是」を盾にあがいても、これまでの共同責任はまぬかれません。その反省に立って行動すべきです。

 反省と言えば、公明党や自民党、あるいはその他の新党が鳩山首相の責任を云々していますが、元はといえば、自分達が敷いて来た道ではありませんか。それが間違っていた、やはり普天間基地は無条件撤去すべきだ、という立場にたってのことならわかりますが、それは言わずに、「福島党首を説得できなかった」「5月末の決着ができなかった」などの理由をあげつらうだけで、自分達の解決策は示せないでいるではありませんか。

 この問題を本当に解決する道は唯1つです。「沖縄にも、日本のどこにも、基地を受け入れるところはない」という厳然たる事実を認めた上で、それを覆すためにややこしい不毛な努力をするのでなく、「だからお引き取りください」「基地はアメリカが持って帰ってください」と正面からアメリカに求めることが、一番確かな道です。
 一見、困難なように見えても、それはコロンブスの卵のように、普天間基地問題を解決に導くに違いありません。

 それをすばり提起できる党は、今のところ、日本共産党だけです。実際にアメリカに行って、米政府に問題提起をしてきたただ1つの党をこの際、大きく伸ばすことが、日本の将来の展望を開くカギだと、私は声を大にして言いたいのです。

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