一般質問はまるで学習会!

 他の議員の一般質問を聞いていると、得意分野でない話ほど勉強になり、まるで大学の講義でも聴いているようにメモを取ってしまうことがけっこうあります。

 自民市政の山口議員の入札関係の話は、自身が建設業に関わっていらっしゃるだけに、現場の中小業者の声がよくわかる、という点ではいつも関心を持って聞いているのですが、今回は私も公契約条例を一般質問で取り上げたので、より関連性を持って聞きました。

 佐賀市の入札は予定価格を事前公表しているので、結局、最低制限価格を設定していても、それよりさらに下回った落札になってしまいがちだという問題点があること、また、有効な応札者を決めるための「制限基準価格」というものを算出する際に、直接工事費と共通架設費は100%、それに現場管理費の75%、一般管理費の10%を合計して0.95乗じたもの、とされているそうですが、そもそも「一般管理費」こそ、業者が再生産していくうえで必要な部分なのに、その1割しか算入できないことについての問題点、この計算で行くと、全体の85%という最低制限の落札率を下回る場合も出てくるが、たとえば83%としても、そのわずか2%分に相当する金額(たとえば30万円くらいであったとしても)を稼ぎ出すのに、現場の業者は大変な思いをしている・・・・などの話が出されて、そうだろうなあ・・・と思います。

 だからこそ、公契約条例をつくって、適正な契約が末端まで行き届くシステム作りが必要なのだとますます確信を持ったわけですが。

 もういとつは、総合評価落札方式を一部取り入れていることについての成果を尋ねられたのですが、これについては、佐賀市は平成19年度から総合評価項目の「簡易型」を採用しているそうですが、平成19年と20年度に1件ずつ、21年度は1件完了し、あと2件予定されている、とのこと。ただし、総合評価方式は、事前の準備を要するため、なかなか拡大できないでいる、とのことでした。
 これに対し、議員より、評価の仕方として、まず応札者全体に100点満点をつけ、総合評価項目は加点方式で10点満点となっているため、満天でも110点であり、たとえ加点が0点でも、応札した時に低価格で入札したほうが落札するということもありうるのであって、今のままでは、総合評価の意味がないんではないか、という問題提起もありました。

 市としては、「簡易型」の採用をしている以上は項目を動かすことはできないがそうなると、結局価格だけで決めた、ということになるので、せめて、予定価格の「事前公表」でなく、「事後公表」という方向にしていく必要があるのでは、との認識を示しました。

 それから、佐賀市が合併して南北に広くなった中で、一般競争入札にあらゆる地域から参加しても、結局三瀬村の業者が沿岸部の川副の現場の仕事を取るなどのケースが生じたら、緊急時の対応やコスト面も問題があるので、地域用件を盛り込んではどうか、という問題提起がなされました。
 これについては、すでに今年、市域を北部、中部、南部と分けて入札を行っており、北部2件、中部4件、南部2件、計8件という結果だったそうです。この点ではさらに拡大させていきたいとのことでした。

 最後に、この間、入札について何度もやり取りする中で、改善が段々に図られてきたのはよいけれど、実施要綱がつぎはぎで、読んでいてもカッコの中にさらにカッコが3つもつくような文章になるなど、まったく判りにくいものとなっているので、この際、すっきりとわかりやすくしてはどうか、というわかりやすい提言がなされ、総務部長からは「確かに同感。自分もここを所管するようになって、非常にわかりづらい要綱だと思うので、早急に改善したい」というこれまたわかりやすい答弁でした。

 というわけで、まるで講義をききおえてのレポートのようになりましたが、福建労にいた林さんも傍聴席で聞いていて興味深かったようです。

 また、川副出身の川崎直幸議員の有明海再生に関する質問も、漁民ならではのつっこんだ観点での質問でした。ただ、一問一答になるにはボリュームがありすぎて、時間不足だったかと思います。
 しかし、佐賀市長が有明海沿岸市町水産振興協議会の会長として、新政権に対してもっと積極的に開門調査を働きかけることや、その窓口としての「有明海再生対策本部」とでもいうものを設置せよ、という提起は、私も「よみがえれ!有明海訴訟」の市民原告の1人として、まったく同感であり、早急な対応を期待するものです。

 本日最後の川原田議員の質問は「地域づくり」というちょっと大きなテーマでしたが、その中に川副町のスポーツパークを軸にして、少年スポーツなどの合宿を誘致して町おこししては、という提案があったのが、興味を引きました。

 スポーツ振興課の所管である社会教育部長の答弁は「宿泊施設が課題」などと、やや消極的でしたが、高校総体に取り組んだ佐賀なのだから、1つや2つの団体の合宿の宿泊施設はそう困らないのではないかなあ・・・と思いました。
 また、川副町のスポーツ施設がかなり整備されているそうですが(私はあまり認識がなかったので)、それを生かして、合宿などを通じてスポーツ交流もしながら佐賀を知ってもらう機会になれば、という発想自体はいいと思います。

 市長の答弁は、提案に対する関心を示しつつ、既存の施設はそれなりの利用があっているので、それを押しのけてまで合宿を誘致するということについての懸念も示されており、なるほど、そういうことも考えんといかんね・・・・と思ったことでした。

 というわけで、今日はノート何ページ使ったかなあ・・・・。

 明日は、一般質問の最終日にして議案質疑です。

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