ものづくり博覧会と佐賀錦の展示会inエスプラッツ

 今日はエスプラッツで開かれていた「画像第1回ものづくり博覧会in佐賀」と「佐賀錦とSAGANISHIKI」という展示会にいってみました。

 ものづくり博覧会は商工会議所主催で、久保泉工業団地とクレオパーク鍋島(商工団地)に進出している15企業の簡単な見本市でした。
 予想外に小さなスペースでしたが、それなりに人出もあったようで、2日間の取り組みにもかかわらず、初日は730人、今日は雨模様でしたが2時半の時点で650人くらいとのことでした。

 各企業ごとにブースがあって、担当者がいらっしゃるところでは少し話を伺うことができました。
 (株)ぷらざさんのコーナーでは、月刊のフリーペーパーとしてすっかりなじんでいる「ぷらざ」が並べられてましたが、よくみると県内でも佐賀地区以外に東部地域、西部地域むけにつくられていること、また久留米や大分、岡山など全国12地域でその地域向けの「ぷらざ」を発行するまでになっているというのにびっくり!

 それから、ぷらざは広告で成り立っているというイメージですが、実際そうなのですが、ただ広告を載せるというだけでなく、「それぞれの企業や店は何らかのポリシーや押し出すべきところをもっているし、よく話を聞くことが大切」という立場から、取材した上で広告紙面を作っているとのこと。それがこだわりだそうで、「紙面に統一性がなく、ばらばら、と言われたら、まさに狙い通り」とおっしゃってました。

 もうひとつは、それぞれの地域のもつ魅力を引き出すことが大切だということで、有名な芸能人を取り上げるよりも、町で交通安全の活動をしている人にスポットを当てるという考えだそうです。これは地域情報誌としては大切な視点ですね。
 そして、「絶対に取り上げない広告」として、風俗、賭け事(パチンコも含む)、サラ金をあげていらっしゃい画像ました。それは、家族そろってみていただく紙面だからとのこと。収入面だけで言えばパチンコ業などはおいしい業種ですが、そういう意味でとりあげないとのこと。これも大切なことです。

 そんな話をブースの担当者の方が大変熱心に語ってくださいましたので、記念にパチリ。

 あとのブースはほとんどが写真撮影はお断りだったので、話だけ。

 小糸九州は久保泉工業団地に進出している最大の企業で、自動車照明を製造しています。本社の静岡以外では国内の生産拠点はこの佐賀だけだそうで、トヨタのハリアーや他社(ダイハツなど)の照明灯を生産しているそうですが、ハリアーは北米向けの製品も含んでいるとのこと。
 照明灯はここでつくって、車体との組み立ては福岡のトヨタ工場で行なわれます。

 車は大体4~5年に1度のモデルチェンジをしますが、ライトは2年くらいの間隔でマイナーチェンジする時に変わっていくのだそうです。

 今のところ、小糸九州は久保泉工業団地での操業をさらに拡大し、8月からは規模を大きくする予定です。それにともない、関連の梱包産業なども久保泉工業団地に進出するようになってきました。同時に、既存の地場企業との連携も視野に入れて行きたい、との説明でした。

 JA佐賀のピラフ工場も、久保泉工業団地にありますが、高菜ピラフなどの冷凍ピラフを製造しているところです。
 ここでは、昨今の中国ギョーザ事件の影画像響で冷凍食品から消費者が遠ざかっていることについてのシビアな話を伺いました。
 JA佐賀ピラフは、米は原則として佐賀県産、高菜は佐賀や長崎、鶏肉は佐賀や宮崎(なので「九州産」の表示)だそうですが、そのほかの具材には中国産をはじめとする輸入品に頼らざるをえないとのこと。
 いま中国が日本向け野菜の輸出については検査を厳しくしていることや、輸入されたものが日本の検査ではじかれたりなどで、具材の確保に苦労することになりそうだとの話です。

 本当は、具材もふくめてすべて地元産を使ってもらえたらかなり安心だと思いますが、それはコスト面が許さないというわけです。安全性とコスト面の両立の難しさを改めて感じました。
 でも、そういうところにも地元産を使えば、その産品の生産者を支える力になるわけですから、行政的なてこ入れも必要ではないか・・・・という気がしました。なんだかんだ言っても冷凍食品は手軽で、お世話になることもあるわけだし。

 もうひとつは、冷凍食品は災害の場合にはあまり役にたたないかもしれませんが、レトルト食品ならいざというときに役に立つし、防災備品としても必要になるのでは、と提案してみると、「それはいいですね。しかし、膨大な設備投資の経費がかかりますしねえ・・・」との話。でも、地元産品を使ったレトルト食品なんて、JAらしくていいと思いますが・・・。そういうことができるようになればいいですねえ。

 話しこんだのは3社でしたが、画像あとは(株)古川総合印刷で「印刷屋さんのサイダー」というレトロなラベルのサイダーとメモ用紙、味の素九州事業所では「健康塩」(塩分が通常の2分の1でうま味はそのまま、だそう)とアミノ酸からできたという化粧水、(株)村岡屋で「まちかどのえびすさん」というお菓子、(株)二鶴堂で「博多ぽてと」というお菓子をそれぞれいただきました。
 「おみやげ」は事務所にもって帰ったらあっという間に、それぞれの胃の中やかばんの中に入ってしまいました(笑)

 ところで、今回は第1回ということでしたが、佐賀にはものづくりの力はまだまだあると思うし、商工会議所画像といえば旧佐賀市が対象で、旧町村の商工会もふくめたら諸富の木工業もあるし、その他小規模の町工場的なところもふくめて、もっと大きな見本市にしたら、お互いの情報交換の場にもなるし、技術提携のきっかけにもなるのでは、などと夢が広がります。
 今回は地味ではありましたが、ぜひ続けていただきたい取り組みだと思います。

      *        *       *        *

 さて、同じエスプラッツの3階にある交流センターでは、佐賀錦の伝統を受け継いでいこうというNPO法人「佐賀錦紗綾(さや)の会」による展示会と体験会が開かれていました。

 会員さんの作品の展示というこ画像とで、身近な小物として作られた佐賀錦の美しさを楽しませていただきました。また、体験コーナーで織っていらっしゃるのを拝見したところ、気の遠くなるような作業で、ちょっとしたアクセサリー程度を織るのにも相当な手間を要するのだな・・・・と改めて感嘆しました。

 また、織り糸の展示もありまして、たとえば紅花でもオレンジがかった糸と黄色い糸があったり、桜の花で染めたものも、いわゆる桜色だけでなく、灰色がかったのや黄味をおびたものまでいろいろあることも知りました。

 この展示会は今日までほぼ1週間に画像わたって開かれていたのですが、会場入り口に「入場者1000人突破キャンペーン!」と張られていたのが気になって、主催者の方に伺ったら、「今日の2時頃に1000人になったのでクス玉をわりました」とのこと。
 会場が全体として静かだったし、2階の賑わいと違うなあ・・・と心配していたら一応1000人になったとのことはホッとしました。
 でも、「1週間」です。2階は2日間で約1500人というわけですから、同じエスプラッツで行なっているにしてはアンバランスが過ぎます。

 聞くところによると、3階の交流センターは「文化振興財団の運営だから」といわれたそうで、2階は佐賀市のスペースだから、ということなのか、主催団体が違うからなのか、ちぐはぐな対応だと思いました。
 ものづくり博覧会の方は1階のエスカレーターの上り口でチラシを配りながら宣伝してらっしゃいましたから、「ものづくりつながり」で2階から3階に誘導するような連携がとられていれば、と思います。せっかくの1500人が生かせないのはもったいない!

 などなど、わずかの時間でいろいろと中心市街地活性化の取り組み方まで考えさせられました。

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この記事へのコメント

teik
2008年03月11日 21:06
今晩は。
この展示会が開催されているとはぜんぜん知りませんでした。せっかくの展示会ですから、事前告知を主催者にもっとお願いしたいですね。
「ぷらざ」の広告掲載基準には感心します。
ギャンブルそのものは否定しませんが、節度ある経営や広告を期待しますが。この業界も入れ替われがたいへん激しいです。
管理人 明子
2008年03月13日 12:53
>teikさま
私も、この催しはもっと大々的に知らせてくれたらよかったと思います。でも、第1回ということで、たしかな手ごたえがあったと思うので、これからはもっと力を入れていかれるのではないでしょうか。

>×第二迷信さま
レトルトといえば、カレーというのは確かにね。
でも、災害対策グッズフェチ(!)な私は、レトルトのおじやとかとりごぼう飯とか、古代米の雑炊とかを研鑽の農産物で作ってくれたら、避難場所の備蓄にも使えるし、家でも常備したいと思うのですがね。

阪神大震災以来の佐賀市の防災訓練ではいつも炊き出し訓練がありますが、寒い時なら雑炊とかいいと思いますよ~。

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