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山下明子の幸せの黄色いニュース
議会基本条例検討会、ひとまず成功!
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作成日時 : 2008/06/24 23:53
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よる7時から開く議会基本条例検討会に向けては
、雨が降ってきたこともあって、一体、市民の方が何人来て下さるやら、また、私たち自身がどんな議論を展開できるやら、と異常に緊張してしまいました。
会場設営のために、集合時間の6時に会場に着くと、すでに椅子や机が並べられていました。それが、市民の傍聴席がやたらと多いんですよ。当初60席くらいにしておこう、といったのに102席もあって、これは多すぎる!それに、そんなに並べたら、後ろからしか詰まっていかない、足りなければあとから足せばいいから、両端の椅子を少し減らそう、と並べ替えて、68席にしました。
最初から志が低いって?いえいえ、ほんとのところ、「議会基本条例って何よ」という感触がつよくて、最初に約束していた人がこれなくなった、などの事情が午前中の打ち合わせのときから見えていましたので、50人来れば御の字!とみんな思っていたのです。
結果的には53人だったそうです。別にマスコミの取材もけっこうあったので、会場の雰囲気は悪くなかったと思います。
進行役の永渕義久検討会長が最初に開会あいさつとこの間の経過報告、今日の会議の進め方などについてひととおり述べた後、いよいよ細かいテーマに沿っての論議スタートです。
まず、「議会報告会、一般会議、出前講座」について。
最初はとくに議会報告会に集中して、会員がひととおり意見を述べました。
基本的にはみなさん前向きで、あとはやり方
の点で慎重に、という意見がありました。
栗山町議会のように、議員が分担して全集落で行う、というのは難しくても、合併して広くなった佐賀市で、得意な地域の得意な分野だけで議員活動を行なうのではなく、「議会として、すべての市域を対象に活動する」という立場に立った時に、やはり積極的に行なうべきだと思います。
議員としての資質を高めるためにもやるべき、という意見も出ました。
一般会議については、私は、現在の市議会では常任委員会や特別委員会など、決められた議題の中で、執行部を相手にした議論しかできないという制約があるため、栗山町のように、議員同士、議会と執行部、議会と市民が必要に応じて自由に意見交換のできる一般会議をぜひ採用したい、と発言しました。
他の議員からも、オープンな議論の場として必要、対話の機会を多くつくるべき、構想の段階から意見交換ができる仕組みが必要、などの立場から積極的な意見が出されました。
一方で、「陳情合戦」になるのではないか、との懸念から、方法については慎重に、という意見も出ました。
次に、議会広報のあり方について。
これは、栗山町のように「情報技術の発達をふまえた多様な手段」ということをくみこんでほしい、という意見が出された以外は、今のところ、佐賀市議会としてはかなり奮闘しているということで、(というより、しょっぱなから最初のテーマで随分白熱したためでもありますが)このテーマは、さらっと流れました。
3番目に「市民参加・会議の原則公開、委員会等の公開」について。
これも、基本的に「公開が原則」という点ではほとんど
一致し、方法論の問題として、現在の委員会室が狭くて、傍聴者が入れない、という問題を指摘する意見もありましたが、委員会審査のインターネット中継やモニターテレビの配置、大会議室の活用などの解決の方向も出されました。
それに関して、委員外の議員から、現在の委員会審査は同時に開催されているので、日程をずらすことも検討してはどうか、という意見が出ました。
これは、私も同感で、現に、中部広域連合議会では、全議員が委員会審議に関われるように、委員会の日程をずらしていることを紹介し、また北海道白老町では「通年議会」に取り組んでいることも紹介しながら、「原則公開」をつらぬく方法を工夫しよう、と提起しました。
また、市民参加に関して、請願と陳情の扱いについても、現状は請願のみが正式に委員会審議の対象であり、陳情は議員の文書箱に写しが入っているだけで、委員会でまともに審査されたことはない、ということを示した上で、憲法で保障された「請願権」をふまえ、市民の政策提案として同じく扱うように条例に位置づけるべき、鹿島市では請願提出者に出席してもらい、趣旨説明をもとめている、と発言しました。
これについては、あとの「全体を通じた議論」の中でも立ち戻っての議論が行なわれました。
というのは、「請願と陳情の扱いは、議会運営規定で決められており、今の扱いでいいのではないか」という意見が出たからです。
そこで、私は、「議会運営規定があるといっても、それで陳情がまともに委員会で審査された記憶は、この17年間ほとんどない」ということ、「群馬県の前橋市では、陳情も請願も同じ扱いで、定例会以外に毎月委員会を開いて、そのつど陳情も審査して、結果を提出者に報告している例」などを示しながら、請願も陳情も憲法に保障された請願権としては同じ扱いをすべき、と強調しました。
他の議員からも「基本的には陳情も正式に委員会で審査すべき」「一般会議での扱いと関連させて考えるべき」などの意見が出されました。
4番目に、「議会の運営原則・活動原則・議会の責務」について
この点では先進地の事例を参考にしなが
らの意見が活発に交わされました。
私は、先進例のなかで、とくに重要だと感じた栗山町議会の例を挙げ、「議会と市長が二元代表制だということをふまえ、『議会は、町民主権を基礎とする町民の代表機関であることを常に自覚し、公正性、透明性、信頼性を重んじた議会及び住民参加を不断に推進する議会」という位置づけや「議会が、議員、町長、町民等の交流と自由な討論の広場であることの認識に立って」という位置づけを、佐賀市でもぜひ生かしてほしい。細かい手の問題ではなく、どんな議会であるべきかをきちんとすえる必要があるのではないか」と述べました。
他の議員からも「わかりやすい表現がいい」「議会の責務を盛り込んだ方がいい」「基本条例だから、あまり細かいことまで規定しなくても、基本的なスタンスをはっきりさせればいいのでは」などの意見が出されました。
5番目に「議会の基本方針」という項目について。
これは、他市の条例の項目を整理するうえでの便宜上のものであり、「基本方針」として定めているところとそうでない所があるし、その内容も基本原理的なものと手段のようなものとにわかれていましたので、私は、原理原則をきちんと座らせれば、わざわざ「基本方針」として定める必要はないのでは、と提起しました。
最後に、全体を通じての議論となりましたが、これはさきにあげたように、請願と陳情の扱いの問題、委員会の開き方、議会の開き方などの話が出されました。
これらの
議論の後に、会場に参加している市民のみなさんからのご意見
をつのりました。
全体で6名の方に発言いただきました。その主な内容は以下の通りです。
・市民の議会不信をぬぐうには、まず1993年に制定した「佐賀市議会政治倫理条例」にのっとって、倫理規定を守ってもらうこと。
・今度の条例ができれば期待できることとしては(1)議長や委員長の許可、ではなく、公開を原則にしてほしい。(2)議員間の討論だできれば面白くなりそう。(3)議員からの政策提言が期待できそう。以上の点で楽しみです。
・議会と市長の二元代表制というところがいい。議会が市政をひっぱっていくくらいになってほしい。
・「基本条例」というのが硬い。他の先進
地でできていて、佐賀市にかけているのは何か、という視点で考えてほしい。とくに、合併して広くなった中で、旧町村では議員と住民の間が密接だったと思うが、旧佐賀市では希薄だった。これがますます希薄になる。住民と議員の間を密接にしてほしい。
・今日の検討会の議論を聞いていて、「民度」がキーワードだと思った。民度をはかる基準は(1)投票率、(2)市政報告をする議員、参加する住民の数、(3)ホームページへのアクセス数、(4)市政や市議会の動きに対して反響が多い、(5)アンケートの回答が多い、などが考えられる。民度をどうやってあげていくか、工夫してほしい。
・情報公開の点で、インターネットなどが挙げられていたが、情報弱者に対してどうするかを考えてほしい。
・中心部に住んでいて、佐賀市が落ち込んでいるのではないかと思う。活力のある住みやすい佐賀市にするにはどうすればいいかを、みんなで本気で話し合う場がほしいと思っていた。今日は、一般会議や議会報告などが出されていたので、期待している。いい条例を作ってほしい。
・議会基本条例というが、議会が市民に対してどういう立場をとるのか、ということがぬけているのではないか。市民のくらしを守るためにどうするか、ということを基本的な立場としてすえてほしい。
・以前は議会報告を配る議員がいたが、最近はいないように思っていた。議会報告はぜひやってほしい。市民の気持ちをひっぱってもらいたい。
・山形県のある町では小中学校を対象にした議会なども行なわれているようだが、すべての校区でそういうことにとりくむなども検討してほしい。
* * *
以上のような盛りだくさんの議論をした上で、奇跡的に2時間で終えることができました。けっこう議論も伯仲したし、市民のみなさんからの貴重な意見も聞くことができたのでかなり成功といえると思います。
どうなるかと心配していましたが、進行役の永渕会長の手はずもよく、議論が煮詰まらないように、また、市民からのご意見もきちんとうけとめながら、いい雰囲気だったと思います。
かなり心配していたのですが、なんとか議論をもりあげようという議員全体の努力も反映していたように思います。
終了後に、参加者の方に少し感想を伺ったところ、おおむね好評で、今後への期待がよせられました。
また、この条例を作ること自体が実験的であり、画期的なことなので、あまり難しく考えすぎずに飛び込んでいくことが必要ではないか、との意見もありました。
さらに、
次回の検討会が「7月1日、火曜日の午前10時、議会大会議室」
ということについて、せっかく今日はいい取り組みになっているので、最後まで市民が関われるように、今後の開催日程をなるべく先まで知らせてほしいということと、平日の昼間に限らずに時間帯や会場を工夫してほしい、というご意見もありました。
なお、今日のとりくみにあたって、資料の整理や議論の調整、重ねての打ち合わせなど、議会事務局のみなさんにも多大なる支援を頂きました。
栗山町議会では、わずか3名の事務局職員でかなりの仕事をしておられるのに舌を巻きましたが、わが佐賀市議会の事務局諸氏も大奮闘をしてくださっておりますので、この場を借りてお礼を申し上げます。
また、今日は都合でこられなかった議員のみなさんに、今日の議論の様子も伝えて、温度差ができないように、議会全体でとりくむ状態を築かなくては、と痛感しております。
これをお読みの方の中で、今日、傍聴してくださったには、ぜひ、今後の参考にしたいので、よろしければ、この記事へもコメントをいただければ・・・・と思います。よろしくお願いします。
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